爆風コンディションのトップチニング

鹿児島を含め、ようやく梅雨明けしました。いよいよ夏の釣りが本格的にスタートですね。
そんな鹿児島ですが、やはり夏と言えばトップチニング！何処でも手軽に楽しめる、最高の釣りです。身近なターゲットで、数釣りも可能。もちろんサイズもボチボチで、何よりも水面炸裂の連続が暑さを忘れるほどの興奮状態にさせてくれます。
そんな楽しい水面ゲームを、梅雨も明けきれない休日に楽しんできました。

梅雨らしく雨が降る事もありますが、梅雨も後半になると晴れ間も増えてきます。ただ、気圧配置の問題で、晴れると風が強い！そんな日々でした。
前日の雨で、河川内は結構な濁り。ただ、泥濁りではないので、まだチャンスありのコンディション。しかし、風は爆風････南よりの強い風が、南西になったり南東になったり。全くもって落ち着かない風に悩まされる事になりました。
キャストしても飛ばないチヌペン。アクションさせても、風でラインが引かれて思うようには動かせず。おまけに、波立っていてチヌの動きが目視できない所か、チヌペンの目視も困難な状況です。
如何にして、この風を攻略するか？が、チヌからの反応を増やす要素となりました。

まずは、フォローの風になる立ち位置を探しだす事に。
河川の上流や下流からの風であれば、立ち位置の左右にアプローチをすればいいのですが、対岸からの風で尚且つ右に左にと落ち着かず。向かい風でキャストしても全く飛距離は出ず。これだと、チヌが居たとしてもチャンスは激減です。
そこで、ウェーディングして強引にフォローの状況を作り出します。川の中心に陣取り、岸へ向かってアプローチ。本来であれば、チヌが集まっている流芯を狙うのですが、そのエリアを捨てて････というと勘違いされそうですが、そのエリアを狙いつつ、岸側のシャローを探る事にしました。
流芯を狙う時のみ真横からの風になりますが、正面からの風よりは広く探れるし、確実にチヌに近い場所を通す事が可能ですので。

多少、最初のアプローチポイントまではチヌを警戒させる進行になりましたが、いざ中心から狙い始めれば、ガンガン水面を割ってきます！
風で水面は波立ち、明らかにトップの能力を減少させ、さらには食いにくいコンディションになっている筈ですが、笑いが止まらないほどの好反応。ワンキャスト、ワンヒット！バラシもありますが連発！
たまには、こんな釣りもいいですね(笑)。普段が辛い釣りが多いので、たまには入れ食いがあっても♪
強風で波立っているため、空気抵抗が少なくストレスなく飛距離が出せるチヌペンFWをメインに、チヌペンTラバでも爆釣！キビレは混じらず、全て本チヌの40cmオーバーばかり。50cm越えの年無しが欲しかったものの、十分に満足のいく釣りになりました。

今回、強風のコンディションでのトップチニングでしたが、その風を上手く利用すれば、飛距離もアップして、普段、探れないポイントも攻略できます。ただ、しっかりとした立ち位置を考えなければ、その恩恵は受けにくいと言えます。
そして、無理なウェーディングも大変危険です。河川の地形を把握し、さらに潮位変化にも十分に注意して行って下さい。もちろんライフジャケットの着用など、安全第一の釣行をお願いします。

Rod	ダンシングブリーム DB-SH72
Lure	チヌペンFW、チヌペンTラバ

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