まずは伊勢湾サワラキャスティングのレポートからお届けします。いつもお世話になっている船長からお誘いいただき、ルアー合衆国(三重テレビ放送)ロケのプラに行ってきました。
出船してみると北西の風でピッチの細かい波が船を叩きます。そんな中鳥が数羽ですがふわふわ飛んでいるので魚の気配はありそうです。ポイント到着と同時にすぐさまキャスト開始。ナブラがあるわけではないので広範囲に探っていきます。3投目、トゥイッチを軽く入れながら早めのテンポで誘ってくるとズドン。重みはそれほどでもない?しかし横へ横へ走る魚はやっぱりサワラ!無事ネットイン。
釣れる時は簡単なんです。
体高のある太いサワラでした。ルアーは荒れた海でもしっかり泳がせたいのでサラナ125fでした。
さてさて流し直しでこれまたキャストしているとバイト発生。残念ながらフックアップしなかったけれど、すぐに回収して同じところに投げ直すとヒット。今度は首を振るトルクのある引きです。無理しない程度に距離を詰めながら寄せてくると今度は喧嘩ブリの登場です。
長さの割に幅のある個体。
サラナ125f丸呑みでした。
この後もバイトヒットと多かったのですが、バラシも多く今後の課題として早上がりをしました。
Rod | Smith:KOZ.EX-S82M/2 |
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Reel | Shimano:ツインパワーxd5000xg |
Line | ygk:upgrade pe 1.5号 |
Lure | Smith:サラナ125f |
さて、打って変わっておかっぱりゲームです。接岸するトウゴロウイワシの量が多くなってきて、青物、ヒラスズキゲームが本格化してきました。
オカッパリで青物、ヒラスズキを追う場合、ベイトが居なければ成り立ちません。というわけでベイトが付くであろうポイントをしらみつぶしに見ていきます。まずはサラシが出るシャローエリア。波で見にくいですが、若干ベイトは入っているみたいです。ヒラスズキメインでシンキングペンシルを流していくと、弾くようなバイト。上手く乗せることが出来て手前まで引いてくると小型ですがヒラスズキ。久しぶりにやったと思った束の間、ポロリとこぼしてしまいます。やはりショートバイトですね。
気をとり直して少し休ませてから同じコースを通すとバイト!と同時に合わせを入れる間も無く全身ジャンプでフックオフ。小型ヒラスズキあるあるのバレ方です。
青物ではなくヒラスズキですがそれなりに入っていそうですので近辺のサラシを見ていきます。するととあるポイントにセットの波が入った後、ヒラスズキが出る典型的なタイミング。上手くハルカ145を通したと思ったらナブラ発生。トウゴロウイワシを飛ばして捕食音が響きます。しかも全てヒラスズキ。食うか?と思ったのですがベイトが多すぎたのかルアーには触ってくれず。
別日、昼からの調査で入った某ポイント。ここは近年稀に見ぬトウゴロウイワシの接岸が確認されました。トウゴロウイワシは帯になって岸際に張り付くことが多いのですが、今回はその帯が磯一帯500mは続いているのではといった感じです。出るならココだろうと踏んでその近辺に腰を据えることにします。
ところがなかなかナブラが出てくれないので、だったらこちらから出してやろうかとサーディンラン13Fを使った誘い出しを試みます。すると、足元で小規模のナブラ発生です。しかもそのタイミングではルアーはフルキャスト先に。こういう時に限って噛み合わないのがこのナブラゲームのあるあるです。
ここで、おそらく出ても一瞬だと踏んで、ルアーをサラナ110にしてナブラが出れば確実に入れて食わせる作戦に出ます。時刻は夕方17時。もう青物チャンス無いのかなと言うことで、pe1.5号タックルに持ち替えてヒラスズキ狙いメインにしようと思ったその時、海面が爆発。一面大ナブラです。この時ルアーはまだまだ付けておらず、慌ててリーダーを掴みます。素早くルアーを付けてシュッとキャストすると着水バイトでヒット!
大型の引きです。タックルがライトでしかも沈み根が点在するトリッキーなポイントです。走らせて良い方向だけ走らせながらやり取りをします。一度浮かせますがまだまだ元気、再度走られた時に根に触る嫌な予感。少しだけラインテンションを抜いてやると上手く交わせられた。後はランディング。タモ入れの角度を何度も変えながら誘導して無事にネットイン。
サラナ110がいい仕事をしてくれました。実はネットインした後も70級だと思ってたら、メジャー当てると何と80サイズでした。
個体のプロポーションも良く、1.5号タックルで取れたことに満足でした。
青物捕獲劇から、またナブラ探しをと思ったのですがこれまたナブラがうまいこと出ずに苦戦の日々が続きました。そんな中、サラシアリ、ベイトアリとヒラスズキにドンピシャなポイントを発見した為、ヒラスズキ狙いに変更して打つことにします。
これが難しい。条件からしても間違いなくヒラスズキが付いているだろうとは思いますが、どんなタイミングでルアーを通しても反応がありません。そこで時間帯をずらして再度エントリーします。マズメ時、出るならこのタイミングだろうとルアーを通すと超ショートバイトが得られます。やはり居ますがこれは食わせられない。そこでドリフトパターンに切り替えます。波のトップが過ぎた段階でシモリの上側へキャスト。そこからちょこんと頭を潜らせてステイです。ラインスラッグは回収しますが出来るだけ動かしたくないのでラインは弛んでいる状態です。そのまま流すと狙い通りのピンでバイト。これまたフックアップせず。同じコースを再トライするとやっとヒット。ほとんど向こうアワセです。小型でしたが潮に乗ってよく引きました。
結局、青物もヒラスズキもサラナ110Fにて捕獲でした。それなりに釣果は出ましたが、色んなところをめぐり、釣れる場所、タイミングを絞っていった釣行となりました。
Rod | Smith:プロトロッド |
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Reel | Shimano:ツインパワー xd5000xg |
Line | ygk:upgrade pe 1.5号 |
Lure | Smith:サラナ110F |