西風爆風の中のサラシゲームで大型ヒラスズキ

恐ろしいほどの北西風が吹き荒れる中、久しぶりに青物とヒラスズキ狙いで行ってきました。三重県では基本的に北西の風になると陸から海へ向かって吹くので、ウネリは起きません。波長の細かい、いわゆるピッチの波になります。そうなるとサラシは起きにくくなるのですが、ポイントによっては風波でサラシが出るので、風向きを考えてエントリーしました。

ポイントにつくとやっぱり大荒れ。良い具合にサラシが出来ています。ヒラスズキを狙おうか、青物を狙おうかとても迷いましたが、目下のサラシを見るとやっぱりヒラスズキを打ちたくなってしまいます。というわけで荒れている中でもしっかり泳いでくれるサラナ125fからスタートします。1投目、真正面からの風がもろに吹き付けるので沖のサラシには届かないか？ということでちょい投げからの足下へスーッと入れてくると、目が覚めるほどの捕食音と共にロッドに衝撃が走ります。一気に走って張り出した岩肌にラインが当たりそうになります。なんとか交わして無事ゲット。ヒラスズキは1投目から気が抜けません。

さて、相変わらずの爆風ですが、時折少しだけ風が弱まるタイミングがあります。その一瞬を逃さずにキャストをして届かせたいサラシへ投げ入れます。波に合わせてスッとシモリの裏へサラナ125fが入った瞬間にゆっくりと重みが乗るバイト！慌てずにティップに重みがのってからゆっくりとフッキングを入れるとなかなかの重量感！それなりのタックルなので難なく寄せてこれるのですが、足元のサラシの波に乗ってランディングに手こずります。なんとかラインが岩肌に当たらない様に交わしながら浮かせてランディング。最後はフック一本になりながらギリギリキャッチでした。久しぶりに70サイズゲットです。

ヒラスズキからフックを外して道具を整えていると、沖の方で鳥山発生です。旋回していたカモメが徐々に降下して、よく見るとボイルが発生しています。あの下に通せば食うだろう。しかし正面からの風でルアーが飛ぶ気がしません。そんな時はヘビーシンキングのルーディッシュ1択です。風を破ってくれと言わんばかりのフルキャストで可能な限り遠投します。しかしどうしても押されて届かない。鳥もバラけ始めてもうダメか？というタイミングで投げた1投。着水後の巻きだしでズドン！もらった！重量感からして70サイズです。手前のシモリに巻かれそうになりながらもなんとか交わして、さあランディングに入ろうか？といった時に痛恨のフックオフ。これにて青物地合いは終了でした。

サラシはまだ充分残っていますし気を取り直してヒラスズキ狙いを再開します。このタイミングで潮位が低くなったので、今度は立ち位置を低い場所に変えて狙います。この角度ならサラナ147srが使えそうなのでルアーチェンジします。サラナ147srはボディーサイズの割にアクションは大人しめで、タイトなウォブリングと控えめなローリングが特徴です。個人的にはボディーの浮力が気に入っていて、波に押された後に勝手に身体をロールさせながら水面直下を漂ってくれるのが絶妙に効きくと感じています。というわけで波のトップ手前でルアーを着水。後は波に押してもらう。スラッグだけコントロールしながら流すとバッコン！っと水面を割ります。思い通りにヒット！これまた重量感あり。と思ったらこちらは元気いっぱい個体。飛ぶわ跳ねるわで手こずりましたがなんとかキャッチとなりました。こちらも70クラスでした。この後別のサラシも見に行くとこちらでも小型が２連発。サラナ125fの潜行→ストップからのステイでのヒットでした。

久しぶりに大型のヒラスズキに出会うことができて良い釣行となりました。青物は惜しくもバラシとなりましたが近いうちにリベンジしたいとこです。

Rod	Smith:プロトロッド
Reel	Shimano:ツインパワーSW6000hg
Line	pe3.0号
Leader	60lb
Lure	Smith:サラナ125f、サラナ147sr

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