2022チニングシーズン、スタート!!

古谷 英一

鹿児島県在住。錦江湾を中心とした鹿児島県内のフィールドでショアからのソルトウォーターゲームを追求している

春らしい気候はなく、何だか夏目前?と思われる様な鹿児島。連日、25度を超える日々の4月、そして、梅雨の様なすっきりとしない天気が続いています。
そんな中、そろそろいい季節のチヌを探しに。
もう少し暑くなれば、もうトップにガンガン出てくれる季節になるのですが、今年は連日の雨。しかも、増水する雨ばかり。日照時間が足りず、ボトム中心の組み立てでも難しいのかも!?

ただ、チヌの集まる場所を探せば、確実に反応は帰ってくるコンディション。さすがにトップへの反応はありませんが、活性はまずまずでした。
基本的にはシャローを絡めた釣りを組み立てて行くのですが、流速のある本流筋では、まだまだチヌが集約されてはおらず。反応を拾う事も難しい状況でした。
しかし、水量の少ない支流などでは比較的チヌからの反応は得られやすい状況です。雨による増水でベイトが逃げ込んでいるという事もありますが、元々ベイトも多い環境を選ぶのも秘訣かもしれませんね。


基本的には、ボトムをワームで攻めます。AR-リグに黒鯛大将やアマジャコをセットする事が多かったのですが、ノーマルのジグヘッドやテキサスリグ、フリーリグを今年は多用の予定。ワームは黒鯛大将やアマジャコ、これは変わりません!
キャストして、ボトムをとったら、基本はタダ巻き&ステイです。活性が高ければ、リトリーブ中にバイトしてきますし、多くがステイでバイトのタイミングです。その日の活性やバイトの出るパターンは変わってきますが、基本はこれです。
あとは、フォールを多用してリアクションバイトさせたり、チヌに興味を引くのにフォールを織り混ぜる事もあります。この時にも、ボトムできっちりとステイさせる事でバイトに繋がる事が多々ありますので、しっかりとボトムステイさせる事を忘れずに。


ボトムのワームの釣りとは別に、もう1つ楽しいスタイルが、ミノーのジャーキングゲームですね。
流れの中に潜んでいるチヌや、回遊しているチヌを狙うには、手早く広範囲を攻める事が出来るのでお薦めです。
ジャーキングゲームには、サラナ80Fや95Fが最も扱いやすいのですが、先行深度プラス20~30cmの水深のエリアを探るのがコツです。
ボトムスレスレでダートする動きに、たまらずチヌもバイトしてきます。しかも、ダートさせていますので、かなり激しくバイトしてきます。これが、また堪らなく楽しい所です。
ジャーキングは、チヌの活性などでパターンは大きく変わってきます。基本的には、移動距離は長すぎず短すぎずで、テンポ良く行います。チヌの居着きそうなスポットがわかっていれば、そこを重点的に。
全く見当がつかいない場所では、ダート幅を広めにするために、少し大きめのジャークと、テンポを気持ち遅めにすると良かったりします。
あとは、流れに対してアップで攻めるか?ダウンで攻めるか?で、ジョーク幅やテンポを変えるのも秘訣ですね。

そんな釣りで、今シーズン初のチニングは、しっかりといいサイズまで釣れてくれました。
まだまだ数は多くはありませんが、楽しいゲーム展開となりました。あとは、水温上昇と共にトップへの反応も良くなって来ますので、楽しい季節の始まりですね。
皆さんも、近くの汽水域でボトムにジャーキングに、手軽なゲームを楽しんでみては如何でしょうか?

RodベイライナーAKBM BL-C812ML
Lure黒鯛大将アマジャコサラナ80F