極寒ドシャローサーフのシーバスゲーム

古谷 英一

鹿児島県在住。錦江湾を中心とした鹿児島県内のフィールドでショアからのソルトウォーターゲームを追求している

例年なら、バチ抜けシーバスに一生懸命のシーズンですが、今シーズンはとにかくバチの気配がありません。バチ抜けのタイミングに合わせて通うものの、期待を裏切られる日々。
昨年の秋から、様々なタイミングが狂っている気がする鹿児島シーバスですが、バチ抜けにまで狂いが生じてしまっているとは・・・・。
なので、安定のボーズ・・・・。


そんなシーズナブルパターンが全くハマらないシーズンですが、嬉しい誤算も。それが、前回ご紹介したサーフシーバスです。 まだまだ安定の釣果が出てます。いや、はっきり言って好調と言ってもいいかも。 ただし、条件がしっかりと合わなければ、全く反応のない状況。これは、想像以上の遠浅サーフの特徴でもあります。


西海岸の広大なサーフは、この季節、北西風の日がほとんど。自ずと波の高い日が多く、日々、地形を変化させてます。この地形変化が、いい環境に変わっていくのであればいいのですが、今シーズンはどんどん砂を堆積させる日々。
想像を越えるドシャローが広がり、それに伴ってシーバスの接岸にも影響を与えています。ちなみに、満潮時の潮位が200cmではハルカ125Fはボトムを擦り続けます。波さえ無ければ、ウェーディングしても膝ほどの水深という。
30~40m先までこの水深。波立てば、このエリアは連続して波が次々に入ってくる様な場所に。ピッチが早すぎれば、もう釣りどころではありませんね。


そんなコンディションのサーフですが、しっかりと状況さえ選べば、シーバスからのコンタクトはしっかりと帰ってきます。
それが、なるべく潮位が高い日の潮を狙う事と、とにかく波のない日を逃さない事です。シーバスが入って来やすい水深が確保されている事と、確保されている水深を波で台無しにされない事が重要です。
波が大きすぎれば底荒れ状態になりやすいので、ほぼ釣りにはなりません。

この条件を当てはめると、月にそう何度もチャンスはありませんが、そのタイミングを逃さなければ、きっちりと結果が出てくれます。
水深の浅いサーフのため、ハルカの出番が非常に多いのですが、しっかりと離岸流を絡めた釣りをすれば連発する事も。
フィールドコンディションとしては、あまり良い訳ではありません。しかし、今シーズンはもう少しシーバス達が楽しませてくれそうな雰囲気です。
ぼちぼちアフターシーバスも混じりだしたので、春で気候が安定してくれば、再びサイズ・数と期待も出来そうですね。

Lureハルカ125Fハルカ125S