猪原 亮

高知県在住。チーム・CATホッグチェイサーズ(海猫)、ショア馬鹿いけいけ2号団所属。

海でスズキ、イカ、青物、フカセ釣りを展開中。



《 新年初釣り!サーフに行こう!2021 》


今回は新年初釣りの様子をレポしたいと思います。
初釣りと言いましても、前回の釣り納めから、5日も経っていない状況ですので、前回からのイメージを持ちつつの釣行でした。


狙いは、ど干潮からの込みです。釣行時の潮周りは、午前3時半に干潮でしたので、その時間にポイントへ到着しました。前回同様、干潮直後はまだ引きの流れが効いているので、海側への流れだしを狙います。

ただ、流れ出しを漫然と狙うのではなく、流れだしのブレイクと絡めながらの釣りです。込み潮となり、引きの流れが緩むと、河川内へ遡上を始めようとするベイトやそれに付いている捕食者が河川内に差して来ようとするので、それを迎え撃つのです。


流れだしはシャローとなっていたので、まずは新製品サラナ147F−SRを使用。流れに乗せて、ブレイク付近に流し込みながら探っていきます。すると、コツン、コツンと何かしらが当たりますが、サラナ147F−SRのフックをくわえ込むようなアタリではない様子。

相手は小さいと判断し、正体だけでも突き止めようと、久しぶりのハルカ125Fカタクチレッドベリーを投げてみると、すぐに40p弱のヒラセイゴたちが遊んでくれました。潮が河川内へ流れ込み始めるまでは、これで時間を潰そうと、ハルカ125Fを投げ続けます。


すると、海への流れが緩み、一瞬ほとんど流れが無くなったときに、流れだしのシャロー上で、ガツンッ!!と結構いい手応え!!シャローで水しぶきを上げながら、右へ左へと疾走します!

結構良い型のヒラのようです。ハルカ125Fのフックは小さめなので、ハリが伸びないようにじっくりファイトします。観念してサーフに横たわったのは、顔が小さくコンディション抜群の70pジャストくらいのヒラでした。





このサイズが差してきているということは、もうちょい大きめのミノーでも良いかと思い、サラナ147F−SRに再度チェンジします。

いっとき投げ倒しますが、反応がありません。流れも徐々にゆっくりと河川内方向へ流れ込んでいるので、すでに魚群は河川の水路に入ってしまったか?と判断し、水路のバイブレーションパターンに切り替えます。年末に見つけた水路の少し深くなっているポケットにベイブル70を投げ込み、リフト&フォールで探ります。


まだ流れも緩いので、70サイズを使用し、一度は底を取りますが、その後は少し底から浮かせた位置をリフト&フォールしながら通すイメージで巻いてくると、フォール中にスコーン!と食いあげるようなアタリ!!

即撃でアワセをブチかまします!アワセと同時に魚が水面へ浮上して暴れまくります!こいつも良い型のヒラのようです。足元での攻防を楽しんでいると、ヒラの口には全くルアーが見えません。丸飲みです。良い食い方しました。

上がったのは、80ジャストのグッドコンディションなヒラ!!年末年始と80ヒラに出会えたのは幸運です。




口の中を見ると、ベイブル70が胃袋の手前の鰓の付け根にフッキングしていました。さすがにフックを外す時流血がひどかったので、このヒラはキープです。美味しくいただきます。


このヒラをキープして、水路を見るともうすでにかなりの速さで込みの流れが入ってきています。ベイブル70を投げ込んでみますが、全く底が取れないまま流されるので、90HSへチェンジします。

ただ、90HSでも流芯はギリギリ底を取れるかどうかというところ。深みポケットの対岸付近にベイブルを投入し、流れに乗せながら底を取った1回目のリフトアップ時に穂先を抑え込むような重いアタリ!ちょっとスイープ気味に即撃フッキングをかまします!

ファイトを始めると、込みの底流れに乗ってなかなか魚が浮いてきません。さっきのヒラはすぐに浮いてきたのに・・・んん??もしかしてこれは?

足元に来ると激しく底に向けて突っ込みますが、鰓洗いはしません!こいつはヒラメじゃね?またやっちまったか??突っ込みをかわし、一気に浮かすとやはりヒラメ!!しかも結構良い型!




またしてもやってしまいました、今年目標のナイトヒラメ!しかもこれは座布団サイズと言っても良いのかな?長さを測ると65pでしたが、その体の厚みが半端ないグッドコンディションのヒラメです。前回からベイブル90HSチャートバックパール様様です!


ベイトは何を捕食しているかはわかりませんが、これだけの良い型の魚たちをストックしてくれるというのは、それなりに良いベイトが入っている証拠です。おそらく、コノシロやサッパ、ヒイラギといったベイトが混在して、河川と海を行き来しているのではないかと、想像します。

さすがにこのヒラメはキープしたいと思ったので、先ほどのヒラと合わせて、美味しくいただくためにしっかり血抜きと神経抜きを施して、帰路に付きます。まだ、釣りができる時間はありましたが、この魚たちの鮮度を保つためには氷を少しでも打っておかないといけませんからね!

二匹合わせて7キロほどをロープで縛り、ひたすら砂浜を歩いて帰りましたが、新年からこれほどいい釣りができた高揚感で、疲れはほとんど感じませんでした・・・いえウソです!めちゃくちゃ疲れました!手もロープが食い込んで、ちぎれるかと思いました。ただそれほどの思いをしても仕方ないな、と思える素晴らしい釣行でした。


● 使用タックル

ロッド サーフェッサー98
リール ツインパワーXDC5000 XG
ライン ナイロン12lb+リーダーフロロ8号
ルアー サラナ147F−SRハルカ125Fベイブル7090HS



[ 戻る ]