辻　晴仁 三重県在住　某水族館魚類飼育員。 アジング、メバリングからオフショアまでソルトルアーゲームを展開しています。 釣果報告や魚類生態解説→https://www.fishing-aquarium.com 《 艶魚を使ったショアソルトゲーム 》 スミスさんから艶魚というソフトベイトが出ました。自分のソルトゲームはプラグを使う割合の方が高いので、今回は釣り幅を広げる為にも色々と試行錯誤してみました。 まず、艶魚をセットするジグヘッド選びから考えました。現在色々なタイプのスイミング系ソフトベイト用ジグヘッドがありますが、ひとまずウエイトは18gをセレクト。ヒラメやヒラスズキなどの下方向からのバイトも考えて、ヘッド下側にもアイがあるもので、それにトレブルフックをセットして使用することにしました。ちなみに艶魚にセットしてしっくりしたジグヘッドのフックサイズは1/0辺りだと感じました。 艶魚をパッとみた瞬間からハタの仲間をショアから釣りたいという気持ちが昂ぶりました。ただ、僕がメインフィールドとするエリアはオフショアにはハタの仲間は多いのですが、ショアではあまり聞きません。ということでダメ元でロックショアに登りました。 開始早々、ボトムタッチからのリトリーブで、ガツンとしたバイトと同時に首を振るファイトが始まりました。いきなりハタゲーム成立か？と思いましたがなんとヒラメ。抜けるサイズだったのでブッコ抜き、写真撮影に入ろうとした時、魚が暴れて針が外れてそのままリリース。。気を取り直して隣接するサーフをズンズンと攻めていきます。ブレイクが近くなったと感じたエリアでロングキャストの後のフォールでひったくるバイト！叩くような引きを味わいながら無事にランディングするとなんとマダイ。小型ながらもサーフでの艶魚ゲーム成立に満足です。 そして別日。低気圧によるウネリが良いタイミングで入ったのでロックショアへ再度登りました。ヒラスズキ狙いです。ウネリの条件は良いのですが、プラグをキャストすると風で流されて全く泳がないほどの強風です。そこで、比較的風の影響を受けにくいヘビージグヘッド＋艶魚の組み合わせにルアーをチェンジしました。フルキャストしても空中でルアーが流れにくいので、今回は艶魚メインで狙います。ファストリトリーブで艶魚を表層引きしてくるとティップがグンと入ります。スイープに合わせてフッキングが決まると沖でエラ洗い。ヒラスズキのようです。そこまで大型では無かったので足元へ寄せてそのまま抜き上げました。小型ではありますが艶魚丸呑みです。 続いて別のサラシに対してタイトに攻めてみます。波の頂点が過ぎたタイミングで艶魚を着水させます。これまたファストリトリーブしてくるとまたしてもティップが強く押さえ込まれました。魚の重みを感じて丁寧にフッキング。ファイト中、波に魚がもまれて沈み根にスタッグします。張らず緩まずそのまま耐えていると次の波でふっと上手く外れてくれました。その後は波を使って魚を寄せてランディング。お腹の肥えたグッドコンディションのヒラスズキでした。ヘッド下に装着したトレブルに今回はフックアップしていました。 今回の釣行で、いつもあまり使わなかったソフトベイトでしたが、自分の釣りにもアジャスト出来そうだと思いました。また艶魚はヒラスズキゲームには効果的な気がしますので引き続き検証をしていこうと思っております。 【使用タックル】 rod: Smith:long carry reel: Shimano:ストラディックSW4000xg line: ygk:upgrade pe 1.5号 lure Smith:艶魚

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