古谷 英一

スミスフィールドスタッフ



《 梅雨の大分県南、河川シーバスゲーム 》


長雨の続く九州。梅雨明けもそろそろでは・・・と思うのですが。
各地で大きな被害がでており、被害にあった方々にはお見舞い申し上げます。
今年は雨も多く、各地の河川内の状況、いや海に関しても、淡水量が多くなり濁った状況が続いてます。雨の降りすぎで、いいコンディションとは言い切れませんね。


そんな中、大分へ遠征。
本来なら、宮崎で渓流やりつつ、夜のシーバスを・・・と思っていたんですが、雨で濁り。渓流もシーバスも断念。

そこで大分県南の河川を釣ります。
地元なので、手当たり次第にランガンですね。とはいうものの、土砂降りの雨に悩まされます。
朝からの雨、それも結構な量。梅雨とはいえ、降りすぎな感じ。それが連日の九州各地。一度の雨で、魚達もフィールドもコンディションががらりと変わってしまう雨ばかり。
雨の降り方を見ながら待機・・・夕方にやっと小降りのタイミング。しかし、釣りを始めれば降り出すのが世の常。レインスーツなしでは釣りが出来ない感じ。


そんな夕方、雨が降る中キャスト。
本来なら、トップチヌをやりたかったのですが、雨で水面がかき乱される上に、チヌの活性は全くもって上がらず。
シーバスを狙って増水気味の流芯向こう、ちょうどシャローからブレイクを流しながら狙います。潮は干潮からの満ち込みですが、雨の影響で流れはしっかりあります。クロスからダウンクロスでアプローチして、ドリフトさせつつ、ブレイクを少しでも長く引けるよう心掛けます。
もちろん、タダ巻きでヒットしてくれるほど甘くはないので、トゥイッチでイレギュラーにサラナ95Fを動かしつつ、ダート後にしっかりポーズがとれる様にトゥイッチの間をほんの少し作ります。
このトゥイッチ数度と、スローなタダ巻きを組み合わせて、デイシーバスを攻略します。
セイゴメインではありますが、60cm弱のヒラスズキまでをキャッチ。何気に雨降る中も楽しめました。




そして、その夜。
河川の多い佐伯市内を、ポイントを転々と回って歩きます。常夜灯のある橋周辺をメインにランガンです。
ただ、どこのポイントもボラの子がメインベイトとなっており、ライズする姿も見れます。思うように反応はしてくれませんが。
満潮からの下げ潮を探りますが、予想していたほど流れはできず。夕方の様に上流の淡水量の多いポイントの方が良かったのか?厳しい状況の中でも、ベイトに合わせてサラナ80Fでポツポツ。50cmないヒラスズキから30cmほどのマルセイゴまでは釣れるのですが・・・。



最終的には、番匠川でロングキャスト。ボコボコとライズするシーバス、明暗の境から逃げ出すベイト。活気ある風景に久し振りに興奮しました。
結果としてはハルカ125Fのレッドヘッドショートで、少しでもアピールを小型のベイトっぽくしてあげ、なるべく飛距離を稼ぐ様にして2バイト1キャッチ。サイズは伸びませんが、ヒラスズキばかりの梅雨シーバス。
もちろん、サラナ95Fとベイブルでもアタリはありましたが、キャッチまではいかず。大きなミノーには全く反応してくれない、偏食パターンに頭を悩ませたナイトゲームとなりました。



今回、梅雨の大分県南・佐伯市を釣り歩きました。私の地元でもあるのですが、久々に釣りをして回ると、懐かしさもありながら新鮮な釣りが出来ました。私のシーバスなどの原点の地ですが、変わることなく魚達にとっていい環境が保たれる事を願っています。
そして、また釣りを計画しなければなりませんね。今度はランカーサイズを狙って。


【タックル】

デイゲームのタックル

ロッド・・・ダンシングブリーム翔DB-SH72
リール・・・2004番
ライン・・・PE0.4号
リーダー・・・フロロカーボン12lb
ルアー・・・サラナ95F

ナイトゲームのタックル

ロッド・・・8.4ftベイトロッド
リール・・・ベイトリール
ライン・・・PE1.2号
リーダー・・・フロロカーボン16lb
ルアー・・・サラナ80F・95F・110F・125Fハルカ125F・125SSトラウトベイブルなど



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