古谷 英一

スミスフィールドスタッフ



《 錦江湾のショアロック! 》


夏の暑さから解放されつつある鹿児島。南に位置する地域だけあって、まだまだ日中は暖かい日々が続いてます。
そんな中、ちょっと時間が空けば、近場でショアロック!もう、日課の様に短時間ではありますが、タックル片手に歩く日々。
例年に比べ、今年はアベレージが小さく、シーズン初期は姿を見る事が出来ない事も。しかし、夏以降は安定した釣果。サイズだけは寂しい状況ですが、楽しい釣りが出来てはいます。
春から夏に掛けては渓流が忙しく、最もいい時期に本当は本腰入れて釣ってれば違ったのかもしれませんが。


私のホームとなるのは、錦江湾内。その中でも、鹿児島市内の各港は短時間でも釣行できるので、いい感じで遊べます。時には入れ食い、時にはマズメで40cmオーバーと、短時間ながら楽しい。
釣っている人は大きいサイズを釣っているとは思いますが、私は小物に取り憑かれたかの様に可愛いサイズばかり。でも、ライトタックルでやれば、これはこれで楽しいですね。
近場で活躍したのは、根魚大将2.8in!
3.4inも使用していたのですが、とにかくショートバイトでノラないため、ワンサイズ落とすと爆釣といった感じです。小型のオオモンハタなどは、小魚を必死に追い回すよりは、ボトム周辺の甲殻類をメインに捕食している事が多いので、これがピッタリとハマった感じですね。



あがってくるオオモンハタの口の中には、エビやカニが入っている事が多く、とにかくボトムを意識した攻めで数を稼ぐ事が出来ます。もちろん、サイズは伸びませんが(笑)
ただ、キジハタの40cmオーバーが飛び出したのには、少し驚きましたが。




そんな釣りにも少し飽きがきた10月末日。普段の薩摩半島から、大隅半島へ渡ります。桜島で狙う手もありますが、メジャースポットなので、桜島から南下しながら港を探って行きます。
そして、こちらでも爆釣ですね。サイズはもちろん小さいですが、爆釣ポイントばかり。
ただ、こちらでは甲殻類よりも小魚に着いている感じで、スイミングでガンガンとバイト。より目立つ根魚大将3.4inをボトムからスイミングでリトリーブすると、ガツンッと激しいバイト。ボトムを意識した釣りもいいですが、時には巻きの釣りも恋しいもの。しばし、このスイミングの釣りにハマります。





ただ、一辺倒の攻めでは次第にスレが生じて来ますね。そこで投入するのが、ハイパーブレードとメタルフォーカス。ソフトルアーからハードルアーへローテーションする事で、さらに釣果は伸びていきます。
今回、ハイパーブレードは一旦ボトムまで沈め、そこからリトリーブでガツンッ!リトリーブとフォールを組み合わせ、フォール時にガツンッ!様々なパターンでバイトしてきました。バイブレーションでのアピールというより、フラッシングによるアピールの方が好反応だったようです。


またメタルフォーカスは、同じくボトムからのリトリーブのみでもバイトはありますが、よりフラッシングを高める為に軽くトゥイッチをしながらのリトリーブが最も反応が良かったです。大きく動かすよりも、細かく動かすというのが、ヒットパターンになりました。


そんな釣りばかりですが、サイズが小さくても楽しいのが釣りですね。
もちろん、タックルをライトにする事も、より楽しむ秘訣とはなりますが、使用するルアーによってはしっかりとしたロッドも必要ですね。あくまでも、キャストなどでロッドに無理をさせないセレクトをお願いします。
錦江湾のショアロック、まだまだ楽しめるポイントは沢山あります。水温の下がりにくい、水深のある港湾部を攻めると、まだまだこれからのシーズンでも楽しいゲームが出来ますよ!
ただし、ハタ類も決して多い魚ではありません。さらには、大きくなるのにも非常に年月が掛かります。そのため、なるべくはリリースを心掛ける様にお願いしたいと思います。
釣ったハタを手当たり次第にキープしていると、将来は確実に釣れない魚になってしまいますので、未来の楽しい釣りの為にも魚に優しい釣りをお願い致します。


【使用タックル】

ロッド・・・ストラテジー・ツアラーV-specTVC-65M/HG
リール・・・ベイトリール
ライン・・・PEライン1号
リーダー・・・フロロカーボン16lb
ルアー・・・根魚大将2.4in、3.4in

ロッド・・・ベイライナーボロンBLB-C69LH/BRF
リール・・・ベイトリール
ライン・・・PEライン1.2号
リーダー・・・フロロカーボン20lb
ルアー・・・根魚大将2.4in、3.4inハイパーブレードメタルフォーカス



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