猪原 亮

高知県在住。チーム・CATホッグチェイサーズ(海猫)、ショア馬鹿いけいけ2号団所属。

海でスズキ、イカ、青物、フカセ釣りを展開中。



《 2017年初釣り 》


新年明けまして、おめでとうございます。
今年もどうぞ、よろしくお願いします。

いきなり勝手ながら私個人の新春の抱負としまして、最近は淡水の釣り、しかも春のサツキばかりのアップしかしてなかったので、今年は少しずつ海の釣りに戻っていこうと考えており、今回はその足掛かりになればいいかなと思っております。

海への情熱よ!再び!!


今回は家の近くのサーフに年末から年明けにかけて釣行した際の様子をレポートしたいと思います。

昨年の秋から「釣れてる、釣れてる」とずーっと話には聞いていましたが、潮が良くなる、今釣れてる!って時に限って、仕事が立て込んだり、子供が体調を崩す、果ては自分が体調を崩すなどなど、で行けないまま年末を迎え、ようやく仕事も一段落した、仕事納めの日にようやく念願の「釣れてる!」サーフに行くことができました。

個人でなかなか釣り場の状況をサーチ出来ない中、釣友の情報は大変ありがたいです。自分はどちらかというと自分の足で歩いて、魚を探したいタイプなんですが、魚を釣っていない時期が長すぎて、もうそんなことは言っていられませんでした(苦)!

ど、どこか魚が釣れるところを、誰か教えてくれ〜!!「え?サーフで毎日釣れてますよ?」「マジですか!すぐ行ってみます!」と聞いて、2か月近く過ぎたころ、もうダメかもな・・・と思っていましたが、「まだベイトも居るし、釣れてる」と聞いてようやくタイミングが合い、釣りに行けた、という顛末です。

何が釣れているかというと、マル、ヒラ、アカメ、ブリ、ヒラメ、コチ、サワラ、アオリイカなどなど、これらが入り混じって釣れる・・・なーんでも釣れますね。


僕が年末に釣行した日は、数日前から20p前後のコノシロがベイトとなり、昼間でもヒラ・マルスズキに、ブリ、アカメが釣れていたそうで、その日もそれらを狙って釣行してみました。

タックルは、サーフと言えばサーフェッサー98でしょう!そして4000〜5000番台のリールに、ルアーは大きめのコノシロってことで、サラナMAX!!これしかないでしょう。


朝5時半に駐車場につき、準備をして15分ほど砂浜を歩きます。気温は3℃でちょー寒かったですが、歩いていると体が温まりました。6時前にポイントに着くと、東の空がだいぶ白んできました。先行者が一人おられたので、少し距離を置いてキャストを始めます。

するといきなりブルブルブル!コノシロが引っ掛かってきました。よく水面を見ると、コノシロが水面付近で波紋を立てています。ベイトはウジャリ、しかもプレッシャーを受けています。

と、すぐに先行者の方がスズキっぽい魚を釣り上げました。自分も息巻いてサラナMAXをブン投げます。すると一投目で何者かのバイト!しかし乗らず!く、くそ〜身体が空回っている!次のキャストでもバイト。しかし乗らない。なんでだー!


三投目を投げると、すぐ波打ち際でスズキのボイルと何やらデカい別の魚のボイルも発生!すぐにルアーを回収し、波打ち際の引き波に漂わすとバイト!今度は魚の重みを竿にしっかり乗せてフッキング!!2度、3度の追いアワセを食らわし、ファイト開始!よーやく乗せたぜー!

ドラグが一気に滑る!こ、これはスズキじゃないな。ブリか目が赤い魚だ、たぶん!

30mほど走ったところで、魚が止まり小刻みなヘッドシェイクと突発的な走りを繰り返します。んん〜ブリっぽいな。しっかり口に掛かっているようなので、反撃します。ドラグをグイッと絞り、サーフェッサーのバットをブチ曲げて、ゴリゴリ寄せます。

久々のまあまあサイズの魚とのファイトを堪能します。たまに横に走られ、コントロールを失いましたが、3分弱で砂浜にずり上げました。90弱のブリでした!!今のサーフェッサー98はもうかれこれ10年近く使っていますが、余裕のパワーです。なんせ磯でも90UPのブリと余裕で対峙出来ますからね。磯からでも90pUPのブリ、80pまでのヒラマサ、65pまでのカンパチなら対応できることを過去のレポで実証済みです。


恥ずかしながら、高知で釣りをして18年。これまで何度かトライしてきた浜ブリですが、これが初の魚となりました。いやあ、長かったな。ちょっと感動しました。

撮影もさっと済まし、リリース。


なぜさっさとリリースか?それはファイト中も、撮影中も目の前でボイルしまくりだったからです!キャストするとまた目の前の波打ち際でボイル!ボイルの真っただ中にサラナMAXをフワフワフワと漂わすと・・・ゴ、ゴーン!と連発!今度はカウンター的なアタリ!一気に40mほど突っ走ります!

この走りはまたブリかな?何度か方向転換をしたのち、魚が止まりました。反撃に移りますが、今度はジリジリ、ジリジリとドラグが出ます。果ては魚が止まってしまい、なかなか寄せられません。あれ?最初はブリかと思ったけど、もしかしたら結構良い型のアカメか?

徐々に徐々に寄せます。近くまで寄せてくると、竿先を少したたきます。ん?なんじゃこりゃ?水面に現れた姿はなんと!ブリの背掛かり・・・そら引くわな。寄ってこないはずですよ。がーん・・・ちょっとアカメかと期待したのに。


としかし、このブリは先ほどのものより丸みもあり、サイズも少し大きめ。ギリギリ90くらいでしょうか。こいつは正月魚用にキープしときます。


さてさて、もう一本行ってみましょう!少し場所を変えてキャストを繰り返します。先ほどブリを掛けた辺りではまだボイルが続いています。場所替えるんじゃなかったな・・・と脇見をしていると、波打ち際でまたもやアタリ!ゴゴッ!と抑え込むようなアタリに一呼吸おいて、フッキング!同時に鰓洗い。おお、今度はスズキでした。一気にごぼう抜きとばかりに問答無用で浜辺にズリ上げます。お!ヒラスズキじゃん!!

60弱くらいのヒラスズキです。もう陽も上がって、だいぶん明るいのによく15p近いサラナMAXのスロー引きに食ってきたものです。ラッキー!

この日、サーフの釣りとしては自分にとって大漁で終わり、良い釣り納めができました。


さあ、年が明けて1月3日。今年の初釣りに行ってまいりました。初釣りも年末好調だったサーフに賭けてみました。

まだ暗いうちに釣り場に着くと、もうそこには既に5人の先行者がいらっしゃいました。
一番端の方に声をかけて、その横に入らせてもらいます。こんなに人がいるということはさぞ年末年始と魚が釣れたのでしょう。期待が膨らみます。

早速、サラナMAXを装着してキャスト開始。自分の正面から人のいない側へ扇状にキャストしていきます。キャストしてルアーの戻ってくるラインを考えると、潮はかすかに左へ流れているようです。


3投目は潮下に投げて、なるべく波打ち際を長くトレースできるコースでゆっくりリトリーブしていると、だいぶん岸に近くなったところで、ガンッ!とバイト!3、4発アワセを食らわせます。サラナMAXに純正で装着されているフックは結構デカいので、ライトタックルでもフッキングしやすいように、スティンガーST56#1のフックに替えてあります。

いきなり来るとは予想外でした。ジリジリジリジリと重い引きで岸と平行にドラグを出していきます。これはブリじゃないな、鰓洗いもしないからスズキでもない、そしてこのトルクは、間違いなくアカメでしょう!

重量感はそこまででもありませんが、ジリジリジリジリとドラグが出ます。掛かり所が悪そうです。それでも2〜3分ほどでしょうか、波打ち際まで寄せて、ズルズルと浜辺に引き上げた魚はやはりアカメでした。


およそ3年ぶりのアカメです。まるまる肥えて、パンパンです。良い魚体だ。初魚がアカメとは、この上ない嬉しさです。またこのポイントでも初めてのアカメでした。

フッキングしていた箇所はリアフックが鰓下で、フロントが腹ビレ付近に掛かっていました。思った通りかかり所が悪かったんですね。アワセのタイミングがまだ下手なので、しっかり口に掛けきれませんでした。


今回、年末の釣り納めから年始の初釣りまでの様子をレポさせていただきましたが、使ったルアーはすべてサラナMAX。しかもカラーはゴーストマーブル。このカラーは過去にインプレッションでレポを書かせてもらった時も、デカヒラとアカメをゲットいたしました。春磯のブリとヒラにも無類の強さを発揮しました。昔からクリアー(ゴースト)系はアカメによく効くと聞いていて、数年前にもサラナ125Fのクリアーグリッターリップカットチューンでアカメをゲットしております。

このクリアー系のカラー、バカにできないですよ?今年はまた僕の中で必殺アイテムとなりそうです。


● 使用タックル

ロッド サーフェッサー98
リール 5000番台リール
ライン レグロン12lb
リーダー フロロ8号+フロロ14号50p(ファイティングリーダー)
ルアー サラナMAX147(ゴーストマーブル)



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