黒田 響

ヒューマンアカデミー福岡校フィッシングカレッジ
トーナメントプロ専攻 二年

ブログ:クロヒビのFishing life!!



《ライトプラグでデイゲーム!AKMとジェイドのローテーション》


 10月から11月に入るや寒波が押し寄せ、寒さが抜けるや日中は暑さがぶり返している九州は福岡県の季節。今年は去年に比べ暖冬だと見込まれており、魚の季節の進行にも影響が感じられる。その1つに九州ではメッキが挙げられた。いつも入ってこないエリアに回遊してきた、これから釣れるエリアなのにもう抜けてしまったなどの情報を頂いた。なので、来たるメバルシーズンの下準備も踏まえライトプラグを使った釣行に出掛けた。


 この日は暑さが感じられTシャツで過ごせそうな雰囲気。いつものメバルタックルにバッグを下げ早起きもせず気楽にスタート。夏ではチヌを狙っていた河川にエントリーしてAKM48で探っていく。48mmを感じさせない飛距離でストレス無く投げれて気持ちいい。

 素早くトゥイッチを織り交ぜて釣っていくとチヌがチェイス。流石にトップには厳しい感じを受けられたのでそのまま下っていくと同行者がヒット!可愛らしいメッキだった。こんな小さいサイズでも脚は速くアグレッシブにアタックしてくれる。1匹釣れると群れで居る事が多いので続けてキャスト。しかし上手くいかない。


 足元までリトリーブして分かった事はルアーに追尾しては来るもののバイトまで至らず渋い状況だった。AKM48はヘビーシンキングでフォールアクションが効くのだがこの日のメッキはフォールよりリトリーブで上擦るアクションが好反応だった。

 そこでジェイドSにルアーチェンジ。スローシンキングでPEラインの浮力も考慮するとリトリーブで浮き上がり過ぎず、ストップではサスペンド気味でアプローチ。トゥイッチを織り交ぜていたのに加えて時折ストップも入れてやるとバイトが多かった。バイトがあれば魚も手のひらサイズが徐々に釣れてきた。しかしジェイドではどうしても2.2gと軽く、手前で釣るには効率的だが沖には届かない。そこではやはりAKM48の圧倒的な飛距離の出番で釣果を伸ばすローテーションが非常に面白い展開となり、爆釣まではいかずとも十分癒された。



 ランガンで釣っていくと風が当たるウィーディングサイドにはシーバスが入ってきており、同行者はジェイドの移動距離の短いヒラ打ちアクションの様なトゥイッチでハマっていた。

 杭やボート際と言った縦ストに付いており、ランカーサイズが3連発あって1フィッシュ。ライトタックルでもやり取りが上手くいけばキャッチに成功できた。シーバスプラグではなく小場所な所でライトプラグが威力を発揮する瞬間を垣間見た経験となった。




 次は河川の汽水域では無く潮流ある海水域へ向かった。昨年はナイトゲームに限らずタイミングが良ければデイでもプラグゲームが成立したエリアに足を運んだ。ブレイクラインに沿って待機しているメバルをガンシップやシラスミノーで狙っていったのだがまるで皆無。というのも今年はウィードがまだ少なくブレイクラインとウィード、そこに流れと条件揃えば良く釣れていたので、キーとなるウィードがメバルのストックを見極める基準にもなりそうだ。


 これから寒くなるにつれてライトゲームが熱くなってくる季節。ワームで釣れる魚もいればプラグでしか獲れない魚もいる。ここまで読んでくださった皆様もこの冬、バッグに忍ばせておけばゲームに幅が広がるのは勿論、プラグゲームならではの展開を楽しんでいただきたい。



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