後藤 芳久

オフショア(GT、ジギング)、フレッシュウォーター(湖、サクラマス、渓流)と何でも挑戦し続けるマルチプレイヤー。そのチャレンジフィールドは国内に留まらず海外遠征にも及ぶ。
医薬品配送ドライバー。


《 シーカヤックフィッシング26(初釣りは館山湾でティップラン) 》


 初釣りとしてはやや遅めの1月の三連休中の釣行。せっかくの三連休だと言うのに釣りが出来そうな日は1日しかない。みんなしっかりと天気予報を見ているようで真冬だと言うのにこの日の館山湾は遊漁船、プレジャーボート、シーカヤックと大盛況だ。

 朝ごはんを買う為にコンビニへ寄ると偶然にも古い釣り仲間に会う。彼の情報では「潮が澄みすぎて何やってもダメだ。湾の中央部にはサゴシとサバが居るけど」と言うもの。いきなり朝一から出鼻をくじくような情報だ。

 今回はアオリイカのティップランをメインに、サゴシが射程距離に入ればそれも狙うつもりでPSQ-TR72MとPSS-67Lの2タックルで挑む!

これから出発!



館山湾
 海に漕ぎ出してみれば予報通りの良い天気の良い凪、潮は情報通りかなり澄んでいる。まずは水深25メートルの沈船ポイントでしばらく流してみるが反応は無い。魚探反応もボトム付近に何やらベイトらしき物が映るがイワシではないようだ。

 このポイントはアジも良く釣れるポイントらしくいつもゴムボートやプレジャーボートのアングラーがアンカーを下して釣りをしているのだが今日は1船も居ないのでアジも不調なのだろうか。

 次に水深19メートルの大きな根のポイントに移動。ここはベイトの反応が多くて期待大!しかし何度流してみてもアタリは無い。いつもなら頻繁にあるエソや魚のアタックも全くなし。もっと浅い場所が良いのかなと水深13メートルのブレイク付近に移動もまるでアタリなし。


 次は風に流しながら水深18〜25メートルまで平根、砂地と広く探っていく。気持ち的にはカミナリイカでも良いから釣れてくれと言う感じ。しかし3回流して何の変化も無し。ここまでやや深場、浅場、荒い根、砂地、ベイトの反応と一通りやってはみたものの1度のアタリも無いまま何のヒントも見つからない。このままじゃ初釣りボウズになってしまう。

 そうこうしているうちに風が止んでべた凪になってしまった。こうなるとシーカヤックが流れないのでキャストするか根をダイレクトに狙うしかない。ここでやや沖の潮通しの良いポイントに移動する。少しでも流れてくれる事を祈るのと同時に水温や何かの変化を求めての移動。

 水深18メートルのいつもは根がかり多発で敬遠するポイントに移動。いつもこのポイントはやらないのだがこんな状況なので今日は仕方がない。

 慎重にボトムを取りすぐにしゃくり、ステイ。何度もボトムを取りたくないのでちょっと長めにステイさせているとティップに変化が出た。でも戻るとか引き込まれるとかプルプルと震えるようなアタリではなく、なんとなくおかしいと言うもの。普通なら即アワセも開始から4時間近くアタリが無い状況に慎重になりちょっと様子を見る・・・

 でもやっぱりおかしいとアワセを入れると乗った、けどバレタ?いや付いている。今年のファーストヒットは200グラムほどのアオリイカ。小さいけどとりあえずボウズは回避だ。再度同じポイントに乗せて狙うも連発は無し。このサイズなら群れで居るのは間違いないと思うのだが居ても触って来ないのか?エギのカラーを変えてもシャクリのリズムを変えてもロングステイにしてもダメ。でもアオリが近づいてきてじっとエギを見ているような感覚?錯覚?がするのだが・・・

やっと1ハイ目


 このポイントを諦めてすぐ近くのポイントに移動してすぐにティップが「プンッ」と言う戻りアタリでまたもや小型もアオリイカを追加。時合か沖のエリアに移動してきたのが良かったか。でもこのポイントでも連発は無し。

 それから小移動を繰り返してはポツポツとアオリが釣れてくる。でも1つのポイントで釣れるのは1ハイだけで連発することは無かった。


小型ばかり

ちょっとサイズアップ



なぜか秋サイズ
 昼前になると風が出てきた。シーカヤックからのティップランにはちょうど良いスピードで流れ出すのだが相変わらずポツポツと拾い釣り。

 サイズも秋イカサイズでキロクラスが出ない。食べるのには美味しいサイズだが年明けのこの時期ならもっと大きいサイズがメインになってもおかしくはないのだが。


これも小さい

小さくて風にあおられる


 一度朝に狙っていたエリアに戻りもう一度狙いなおすもアタリは無い。やっぱりこっちのエリアはダメなのか。

 再度沖に出すとポツリ、ポツリとアタリようになる。水深20メートルのベイトの反応の下でティップが「ポンッ」と戻り、合わせると「ズシッ」とヒット!おっ、これはまあまあのサイズ。でも直後にバラしてしまう。ダメ元でもう一度同じポイントに戻すとすぐにアタリ!そして同じサイズがヒット!やっと良いサイズが上がる。

 しかしその後、夕方までしつこく狙うが美味しいサイズばかりでタイムアップ。何とかツ抜けと頑張るが1つ足りない9ハイで終了。

これは良型



アオリ釣りは漕ぎません
 もう一つのターゲットであったサゴシは夕方に一瞬鳥山が出て1キャストするがヒットせず。1日を通して鳥の気配も無くサゴシはどこかに行ってしまったか。

 同日のアオリイカの遊漁船の情報ではかなり大きなサイズも上がっているようだ。内房はこれからがティップランのハイシーズン!次回は一気にドラグを出して行くサイズを狙うぞ!


● 使用タックル

ティップランタックル

ロッド PSQ-TR72M
リール シマノ2500番ハイギア
ライン PE0.6号+リーダーフロロ10ポンド
ルアー ティップラン用エギ30g、35g

キャスティングタックル1

ロッド PSS-67L
リール シマノ5000番ハイギア
ライン PE2号+リーダーナイロン40ポンド
ルアー 30gジグミノー



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