湯村 武広

宮崎県在住。宮崎県を中心としたショア&オフショアゲームに精通するアングラー。

ブログ : CRAZY BEAT



- TGチビマサムネCB60インプレッション -


 TGチビマサムネシリーズにCB60という新しい兄弟分ができました。TGというのはご存じのようにタングステンコンポジット、CBというのはセンターバランスの略です。


 通常のチビマサムネは後方重心であり、更に比重の重いタングステンが使われているため沈下速度がとても速いことが特徴のひとつである。このことの利点はポイントにいち早くジグを到達させられるとか潮や風による影響を受けにくいという釣り人を優位に立たせてくれるメリットがある。

 それに対しCBはジグが横向けになりショートスライドしながらヒラリッという感じで沈下していく。当然、沈下スピードという点では通常タイプのチビマサより落ちるわけだけど、このことを補ってあまりあるだけのメリットも存在する。


 まずは基本アクション。これは通常のチビマサ同様CBもリールハンドル1回転につき1回もしくは2回のシャクリでOK。シャクリは腕ごと持ち上げるような激しいものでなく、ロッドを握っている手首を返す程度のライトなもの。

 通常タイプのチビマサ同様、あまりに激しいアクションでヒラを打たせるなどのリアクションで喰わせるというタイプではなく、じっくりと見せて喰わせるタイプのジグです。CBはセンターにバランスがあるため、シャクリ時のキレが良いのでアクションはチビマサよりまだライトな感じでいいようだ。これがチビマサ及びCBの基本的な王道の使い方。


 そして次にCBの特性を生かした使い方です。
  1. ボトムに到達後、基本アクションでベイトのいる層までアクション。
    ベイトの層まで達したら、リーリーングを止めロッドティップを軽く弾く程度のアクションに時々ストップを入れフォール。時々これにフリーフォールを入れるのも有効です。

  2. ロッドを水平方向からゆっくりシャクリ、ロッドを素早く再び水平方向に戻しフォールさせる。
 このふたつのメソッドのポイントはフォールです。イメージとしては、アクションでターゲットにアピールして、フォールのショートスライドでさらに見せて喰わせるという感じです。これをボトム付近でやれば、根魚やマダイにも有効です。基本のアクションでバイトが得られないような時に@Aを時々入れてみる・・・というのがいいみたいですね。



 最後に、このジグを使い始めてから判ったことをひとつ。

 それはとにかく、ジグ投入後からボトムに到達するまでの間や先に挙げた@Aのフォール中の間におこるフォーリングバイトが他のジグと比較して格段に多くなったということです。

 青物、カツオ類・マダイ・アジ・ハタ・カサゴ・ニベと宮崎は日向灘でのターゲットのほとんどがこのチビマサCBのフォールに反応し常に釣果を導いてくれている。



 通常タイプのチビマサとの使い分けは、風や潮の影響でボートが流され早く底をとりたい時やベイトが少ないとか小場所をピンポイントで攻めたい時には通常のチビマサの方が沈下速度の速さという点でお薦め。(手返しが早いので) その他、ベイト付きで高活性な時はどちらを選択しても可。

 最近はベイトはいるけどターゲットからの反応が少ないなどの低活性時は、このチビマサCBの出番だと迷わずこのジグをチョイスしている。



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