基本的に好条件としては、ベタナギの夜間の満潮前後で、これに雨後による河川からの濁りとカタクチイワシやイナッ子などのベイトが夕マズメ付近に大量に接岸しているとベストになる。今シーズンは5月の上旬にシーズン開幕となり、今年のGWは雨続きの連休となり、逆に河川からの濁りがプラス要素となって、警戒心が薄れたヒラスズキは夕マズメ付近から高活性となってボイルを繰り返していた。
ちなみに、時合いは夕マズメから夜間にかけてと、小潮や長潮であれば深夜の満潮前後1〜2時間といったところ。不思議と朝マズメは不調で、日中などのデイゲームはほぼ期待できない。おそらく全体的に水深が浅くて水質もクリアなフィ―ルドのため、陽射しや荒れ模様、干潮付近といった状況がマイナス要素になるようだ。特にウネリや波っ気が強いとベイトも安定した沖の深場へ移動してしまうため、やはりベタナギが好都合になるというわけである。但し、ここで言うベタナギは鏡のような水面ではなく、適度にザワついて時折ウネリが5〜10分に一度のペースで寄せてくる状態である。そして河川からの流れの筋が沖にうっすらと伸びており、打ち寄せた波が一瞬フラットな状態となって数十秒続き、更に波打ち際ではサラシのように白く泡立つ波がしばらく残っていると最高の条件になる。
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