■ 緊急・霞ヶ浦通信

3月11日午後に発生した東日本大地震は、
いまだに続いています。
昼夜を問わず日々余震が襲ってきます。
加えて放射能の恐怖が忍び寄っています。
まさに泣きっ面に蜂ですね。

でもね、家族がいるから頑張れます。
元気な笑顔を見られると信じているからです。
楽しいバスフィッシングができるから頑張れます。
素敵な仲間と釣り談義ができると信じているからです。

今回の東日本大地震では、
前回の釣参菩思で紹介した大山「53 Pick Up!」の会場、
美浦村の大山スロープが大変な状態です。

なだらかだったスロープが、
ゴジラの背中のような様相を呈しているのです。
実際目にして驚きました。
スロープのほとんどが、液状化現象でめくれ上がっていたのです。

 

 

 

まさか! とは思うけれど、
こんな状況の大山スロープに、
釣りに行こうなんて思わないでください。

もちろん、水中がどんな状態になっているか判らないので、
ボートを下ろすなんてもっての外ですよ。
強行してボートを下ろし、事故にでも遭遇したら・・・
スロープの閉鎖なんて事態にもなりかねません。
呉ぐれも自重してくださるよう、お願いします。

 

 

 

3月15日、福島第一原発の四号機でも爆発があり、
放射能警戒警報が発令されたので、
午前中だけのパトロールにしました。
ですからその距離も、
美浦村の大山から阿見町の大室まででした。

そんな短い距離にもかかわらず、
築堤の天板には亀裂が入っていたり、
横の崖が崩れていたり、
道そのものが陥没していたり、
橋と道路のつなぎ目には段差が発生したりなど、
現在の霞ヶ浦は安全性に欠けていました。

 

 

なんてたって、霞ヶ浦の守り神である水神様が、
軒並み倒壊しているのですからね。
こんな時の神頼みさえも、
その神通力を失っているのかもしれません。
水神様がその力を復活させるまで、
気長に辛抱しましょう。

まままま、暫くの辛抱ですよ。
ちょっとの間の釣行自粛ですよ。
健康で元気でいられれば、
楽しい釣りはいつでも味わえるのですからね。

 

 

今回の東日本大地震で、
東京の元シンボルだった東京タワーのアンテナが
曲がりましたよね。

同様に、大山スロープのシンボル、
ランドマークでもあるボイラーの煙突の先端にある避雷針も、
グニャと曲がりました。
ええっ、もしかしたら以前からでした?
いやっ多分、今回の自大地震の爪痕です。

こんな状況ですから、呉ぐれもご自愛のほどを。
放射能が薄まり、安全性の確認が取れたら、
霞ヶ浦の各所の見回りに行って来ますね。
もちろん、見回り途中で釣りもしますよ。
では、その日まで・・・。