■ ブラックバス問題を考える

February 1, 2011.
 2000年、(財)日本釣振興会の「公認バス釣場造成のための100万人署名運動」も、フィッシング愛好者の多くの皆様のご賛同を得て、目標を上回る署名が集まり、「水産庁長官宛の提案書」、更に、各都道府県知事宛へと提案書が送られました。

 しかし、その後のバスを取巻く環境はますます悪い方向へと進み、様々な要因が考えられる新たなバスの拡散を、バサーあるいは業界の密放流によるものと決めつけ、これまでの私達の生活向上の代償としてひきおこされた環境の汚染・自然改変が生態系に及ぼした影響を無視した一方的な害魚の論調は変ることなく、2004年6月、「外来生物法」の第1次選定種として指定され施行されました。
現在、2次選定種が決まり、3次選定に向けて、ニジマス、ブラウン等の外来生物がリストに上がっています。さらに、外来生物小委員会においては、「国内移動の在来生物(国内外来種)についても別途対策が必要と考える。」と答申が出されています。

 わたしたちはバスフィッシング愛好者と言うだけでなく、釣り愛好家として、(財)日本釣振興会のホームページに掲載されている、「釣り人宣言」を支持し、協力していきます。

 バスに限らず、釣り人の立入禁止区域への侵入、迷惑駐車、ゴミ放置などのマナーの問題なども含め、これからのスポーツフィッシング、また、水辺の防人としての釣り人のあり方を、新たな気持ちで見つめ直し、生活の中から失われつつある自然とのふれあいを、ルアー・フライフィッシングを楽しんでいただく事で、少しでも多くの方に提供すると共に、これからの日本の水辺環境をより良いものとしていく努力をしていきたいと思います。

  ○ 日本釣振興会  【釣り人にとってのルールとマナー:キャッチ&リリース禁止】

  
● ワーム規制情報  [神奈川県 芦ノ湖]遊漁規則  ・[山梨県 河口湖]
 [山梨県 西湖]マナーとお願い 

<外来生物法関連資料>

★平成16年6月2日、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」が、第1次選定の37種類を特定外来生物として、施行されました。


「外来生物法に関する過去の会議資料等」として法律、専門家会合等議事録他、関連資料がまとめられています。

外来生物法(「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」)ホームページ
  *環境省HP内に「日本の外来種対策」としてまとめられました。

「外来生物法」成立の背景となる年表を作成してみました。参考の1つとしてご覧下さい。


★★★ 関連出版物 ★★★

 『魔魚狩り』 
水口憲哉著  フライの雑誌社

 『底抜けブラックバス大騒動』 池田清彦著  株式会社つり人社

 『外来水生生物事典』 佐久間功・宮本拓海=著  柏書房株式会社



[関連ホームページリンク]

日本釣振興会
http://www.jsafishing.or.jp/
水 産 庁
 http://www.jfa.maff.go.jp/

水産庁 遊漁の部屋
 http://www.jfa.maff.go.jp/j/yugyo/




<外来魚関連資料>

○ 滋賀県琵琶湖レジャー利用適正化審議会 (最終更新 22.3.29)





[環境関連ホームページリンク]

環 境 省
http://www.env.go.jp/

環境省 生物多様性センター
http://www.biodic.go.jp/
環境省 日本の外来種対策
https://www.env.go.jp/nature/intro/index.html

国際自然保護連合 日本委員会
http://www.iucn.jp/


<参考資料>

○ 外務省 生物多様性条約 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/jyoyaku/bio.html

○ 環境省 新RDB種情報 https://ikilog.biodic.go.jp/Rdb/