渓流エゾイワナ釣行

奥代 直行

北海道 道東在住。子供の頃、開高健の小説を読み、ルアーフィッシングを始める。北海道のトラウト、サーモンがメインターゲット、自然と釣りをこよなく愛す、彫金師。モットーは『自然と魚に遊んでもらう』。

北国にも遅い春が訪れ、平地では雪を見る事もなくなったので、スミスの坂本氏と一緒に山へエゾイワナを狙いに行ってきました。

北海道での、エゾイワナとアメマスの線引きがなかなか難しく、話すと非常に長くなりそうなのでここでは割愛しますが、基本的には魚の目玉を基準に、斑点が大きければアメマス。小さければイワナとカテゴライズしています。(とてもざっくりですが)


桜がそろそろ咲き始めるタイミングでの釣行だったものの、当日の朝はまさかの気温0℃。


ガタガタ震えながら、ウェーダーを履き準備をする。
天気予報では日中暖かくなる予報だった為、ミドルレイヤーが貧弱過ぎる。
川の水温を測ってみると、4℃!
これは厳しい闘いになるぞ、と2人で苦笑い。

案の定、魚の活性は低く、普段なら絶対にチェイス、バイトがあるポイントですら無反応が続く。

陽が高くなり気温が上がってくると水温もあがり7℃に。
その日は最終的に9℃まで水温が上がったが、たった半日で5℃も水温が変化したら魚達も適応するのが大変だろう。


この日、私はスプーンをメインに使い。坂本氏はDコンタクトを多用していた。

この渓はニジマスとイワナが同居しており、ハイシーズンなら瀬でもガンガン反応してくるが、流石に寒すぎてそれは見込めないので、淵、落ち込み、反転流をメインに釣り上がった。


水温の上昇に伴い、魚からのコンタクトも増え、幸先良く尺上のイワナがDSライン5gにヒット。

小顔で斑点の小さい「THE岩魚」にうっとり。

その後、入った枝川の小さな落ち込みポイントでは坂本氏がこの日、最大の38cmのイワナをDコン63でキャッチ。
自分も真似してDコンでヒットさせるも痛恨のバラし。
経験値の差か…

帰りに寄った下流のプールでピュアシェル6.5gを足もとまでチェイスし追い食いしてきた、ニジマスはなかなかのファイターで良い面構え。将来有望だなと思いリリース。

納竿後、坂本氏の秘密の花園で花ワサビを収穫。
醤油漬けにして毎日食べております。

雪代が落ち着き、水温が安定するこれからのシーズンが楽しみな釣行となりました。

RodTRMK-C463L
Reelアルファスエアーストリームカスタム
LinePE0.6号
Readerフロロ8lb
LureDSライン5g
Dコンタクト63
ピュアシェル6.5g