成吉 弘幸

昭和34年生まれ(奈良県在住)。
登山やバードウォッチング、テレマークスキーなどを経て、現在では夏は渓流へ、冬は管理釣り場へとトラウトを追いかけている。

フィールド情報の乏しい関西の渓流で安全な川を選んで入渓ポイントなどもわかりやすくレポート。関西のトラウトルアーマンの一助になれば幸いです。



《 千早川ルアーフライ釣り場釣行
(12月30日) 》


 新しいルアーのテストもあり令和元年の釣り納めにホームグラウンドの一つである千早川ルアーフライ釣り場へに行ってきました。この釣り場は金剛山国定公園内にあり、名前の通り千早川の水を引き込んで、2つの池により構成された管理釣り場です。
 この釣り場の営業時間は午前8時半からのですが、8時過ぎに到着したところ、すぐに受付をしていただけて、釣りもすぐに始めて良いとのこと。管理釣り場は受付から500mほど下流側にあるため、そちらには車で移動します。この日の天候は雨で強風とはいかないまでも風も吹いており、人間のコンディション的には結構辛いものがあります。(そのかわり人が少なく、のんびりできました。)そんな中で下流側の池の左岸で実釣を開始します。



朝一はミノーでの釣果が欲しいので、この釣り場でも実績のあるパニッシュ55Fをチョイス。フルキャストして、巻き始めたとたんに1匹目のレギュラーサイズのニジマスがヒット。このエリアのレギュラーサイズは20cm〜30cm。但し目視で見える範囲に40cm〜50cmクラスも泳いでいるのが見えます。一投目のヒットに気をよくしたところで、パニッシュ55Fの2投目をキャストしたところ、立て続けにヒット。このまま釣れ続けたら、軽く3桁釣果・・・と頭をよぎりましたが、そううまくはいきません

ここからしばらくはアタリこそあるものの、なかなかフッキングしてくれません。ただ最初の連続ヒットがあるので、パニッシュ55Fをカラーローテーションしながら探り、それ以外のミノーもアクションやカラーを変えて試してみたのですが、ヒットなく1時間ほどが過ぎてしまいました。

朝一はミノーでの釣果が欲しいので、この釣り場でも実績のあるパニッシュ55Fをチョイス。フルキャストして、巻き始めたとたんに1匹目のレギュラーサイズのニジマスがヒット。このエリアのレギュラーサイズは20cm〜30cm。但し目視で見える範囲に40cm〜50cmクラスも泳いでいるのが見えます。一投目のヒットに気をよくしたところで、パニッシュ55Fの2投目をキャストしたところ、立て続けにヒット。このまま釣れ続けたら、軽く3桁釣果・・・と頭をよぎりましたが、そううまくはいきません

 そこからは気を取り直してスプーンでの攻略に取り掛かります。2日前に釣行したなごみの湖ライトエリアでは、ボトムをどう探るかがポイントだったので、この日も同様と考え、選んだのはエッセンシャル1.9gで、カラーは雨天の考慮してメタリック系を選択します。これをフルキャストしてボトムまで沈め、ズル引きやボトムバンプを試していきます。これがヒットパターンになると予想していたのですが、アタリもなく、時間だけが過ぎていきます。それでも粘っていると、何とかレギュラーサイズのニジマスがヒットしたものの、後が続きません。

 この後の攻略法を悩んでいるところに放流タイムがやってきました。そこで放流魚を広範囲に狙えるように、スプーンZILの1.8gにチェンジし、タックルも放流用に交換します。これをキャストしたらロッドを立て気味にし、表層から中層をリトリーブさせてみます。ちなみにカラーは蛍光色や金のメタリック系のアピール系です。ここはイメージしたとおりで連続でレギュラーサイズのニジマスのヒットが続きます。そして少しでも反応が薄れたと感じたら、すぐにカラーチェンジを行い、放流効果が長く続くように工夫します。この攻略法で30分ほどは順調に釣果を伸ばせたのですが、この日は急に反応がなくなってしまいました。カラーをナチュラル系に換えたり、ZILの1.4gに換えたりして何とか釣果を確保できたものの単発で長くは続きません。


 ここで放流魚攻略をあきらめて、ボトム攻略に戻ります。放流前に釣果をあげたエッセンシャル1.9gを再び試してみたのですが、カラーローテーションしてもなかなか反応が得られません。

 ボトム攻略にこだわりすぎたようです。そのまま時間が過ぎていた時です。ボトムを引くつもりで少し浮き上がったエッセンシャル1.9gに、連続してアタリが出ました。活性の高い魚はボトムより若干浮き気味と判断し、すぐにスプーンをエッセンシャル1.6gにチェンジします。これをキャスト後ボトムまで沈め、ロッドを煽ってボトムから少し浮かしてリトリーブしてみます。すると数投目に狙い通りにヒットさせることができました。そこからは昼食をはさんで同様の方法で、順調に釣果をあげることができました。イメージとしてはボトムより10〜20cmほど上の層を狙うのが正解だったようです。


 午後も放流後も含めてエッセンシャル1.6gで釣果の伸ばしていたのですが、ちょっと飽きたところでやる気のないニジマスを攻略してみることにしました。実はポンプからの流れの脇に、ルアーを避けるようにフラフラしている多数の魚影がいます。これらを攻略するために選んだのはZILスプーンの0.6gです。これらを魚影の上スレスレを通るようにリトリーブしながら、小さなアクションを加えてやると、何かの拍子にスイッチが入るらしく口を使ってくれます。この方法でポツポツとですが釣果を稼ぐことができました。

 そして再びやる気のある魚を探そうと選んだのはは新しいクランクのシボクラDR−Fです。ところがこのシボクラDR−Fではゴツゴツとボトムを擦って低層過ぎると思っていたところに、ガツンと大きなアタリともにドラグ音が鳴り響きます。ヒットした大物は逃れようと首を振りまくったところで、無念にもラインブレイク。エステル0.3号ラインの直結だったのですが、しばらく巻きなおしてなかったのが失敗でした。

 気を取り直して数釣りを続けようと、やはり新しいクランクであるシボクラMR−Fに試してみると、スローリトリーブにレギュラーサイズのニジマスのヒットが続きます。やはりこのルアーの「シボ(皺)加工」 は集魚効果が高いようです。手持ちのカラーローテーションでヒットが遠のいたところで、続いてプリリーにチェンジします。


 プリリーはシンキングクランクであるため、攻め方はエッセンシャル1.6gの時と同じようにして、ボトムより少し上の層を狙ってみます。するとこれも正解でカラーローテーションしながら終了まで釣果を伸ばして午後3時過ぎに終了としました。


 令和元年の釣り納めは大物のラインブレイクはあったものの、新製品のエッセンシャルスプーンやクランクベイトのシボクラMR−Fの活躍があり、レギュラーサイズのニジマスの数釣りを楽しむことができました。


● 使用タックル

ミノー用

ロッド IBXX−56MT
リール S社2000番
ライン ナイロン3lb

ボトム・タフコン用

ロッド FLNE−60GTS
リール S社2000番
ライン エステル0.3号(直結)

放流直後・その他用

ロッド FLDB−56L
リール S社2000番
ライン ナイロン2lb

ヒットルアー パニッシュエリア55F
エッセンシャル1.9g
エッセンシャル1.6g 各種カラー
ZIL1.8g 各種カラー
ZIL0.6g 各種カラー
シボクラ MR−F 各種カラー
プリリー 各種カラー



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