高木 歩

ショップでの勤務経験を生かした豊富な知識を併せ持つフライフィッシャー。

トラウトの魅力にとりつかれ栃木県に移住。現在は那珂川水系・鬼怒川水系を中心に活動中



- 2019/06/13 中禅寺湖のフライフィッシング -


昨年の冬から体調が芳しくなく、ウェーディングでのトラウトフィッシングは、2018年は那珂川水系での1回と、中禅寺湖1回の、計2回のみ。那珂川水系では、良型の、イワナ?ブルック?F1?が釣れたが、中禅寺湖はヘビー級ブラウンのバラシのみで終わり、それからほぼ1年ぶりの釣行となった。


2018 那珂川水系

D-コンタクト50


この日の中禅寺湖は、昨日までの冷たい雨で水温の低下が予測されたが、天気予報は晴れて気温も上昇という、ひょっとしたら好条件?に期待しての釣行となった。
AM4:00釣り開始。まず、スイッチロッドにフローティングラインをセッティングして、表層をストリーマーで、徐々に距離を伸ばして流していく作戦だったのだが、なんと2投目の15yds程の距離でヒット! 元気にジャンプを繰り返して、ランディング寸前で大暴れして手こずらせたのは、40cm弱のブラウントラウト。ほぼ2年ぶりのブラウンに一安心しながらリリースすると、すっ飛ぶように沖に泳いでいった。


スタートフィッシング

ブラウントラウト40cm弱


その後、ストリーマーをあれやこれや、あらゆるコースを通し続けること4時間。その間ボイル目がけてキャストしたストリーマーに、生命反応を感じたのが1回のみで、手の内を出し尽くし途方に暮れていると、目の前僅か5m程の水面でブラウンがボイルした。
水中にはワカサギ・本マスの稚魚等のベイトフィッシュが多数泳いでいる、こいつらをターゲットにしているのは間違いない。サイズか?マテリアルか?カラーか?リトリーブか?等々考えながら観察していると、水深1m程のブレイクラインを回遊して来るブラウンを発見! すぐにストリーマーを進行方向に落としたが全く無視・・・・、回遊してくるたびに、セミ・テレストリアル・モンカゲと投げるが、時折興味を示すが、捕食までに至らない。
ゆっくりと回遊するブラウンを、更にゆっくりと、時折見失いながら観察していると、水中で鋭い反応で、何かを捕食している。

冷静にフライボックスを開くと、過去にブラウンをヒットさせたニンフが目に入った。結び変えた#8のオリジナルニンフを、回遊してきたブラウンの進行方向にキャストして、フライに近づいた頃を見計らい、軽くリトリーブをして誘うと、鋭い反応でフライに近づき、口を開いて捕食する瞬間を確認直後、一気にロッドが締めこまれた! ロッドを立てると沖に疾走!! ロッドを寝かせて主導権を握らせまいとしたが、20yds程引きずり出された、その後も何度か重い突進をしたが、何とかランディング成功!! 中禅寺湖らしい美しいブラウントラウトに、ため息と安堵感の中リリースすると、ゆっくりと沖に泳いでいった。
ブラウントラウト52cm


精悍な顔

美しい姿態


休憩を挟み、PM3:00から釣りを再開したが、ヘビー級とミドル級のブラウンが2回セミフライに出たがすっぽ抜け・・・・。 イブニングのモンカゲの飛来も期待したが、不発となり、PM7:00終了となった。


【使用タックル】

中禅寺湖フライ

ロッド 11.5ft#6 ライトスぺイ
リール マリエットラージアーバーM-3-M
ライン フローティング
リーダー ナイロン12f 2x
ティペット ナイロン2x 3x 4x
フライ オリジナルニンフ#8

2018年那珂川水系ルアー

ロッド インターボロンIBXX-73SD
ライン PE14lb
リーダー ナイロン10lb
ルアー D-コンタクト50



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