櫻井 あゆみ

トラウトフィッシングを始め、アウトドア全般を嗜好。


《 ゆったり、まったり千曲川 》


こんにちは、アウトドア人間の櫻井です。

いや〜、今年の夏は暑かった!特に私が住んでいる京都は本当に蒸し暑かった!!そんな暑〜〜い夏を何とか乗り越えて、秋の爽やかな空気が吹き抜ける信州の渓流で釣行を楽しんできたのでご報告です。


今回やってきたのは長野県佐久市を流れる千曲川本流。本流ということで大型のニジマスを狙いにやってきました。数年前の冬に一度挑戦したことがあるのですが、その時はあえなく撃沈。寒さに震えながら帰ってきたことを覚えています。そんな相性の良くない川、今回はどうなることやら。

まずはタックルの準備をします。川幅は15mと広いので重いルアーに長めのロッドを選択したいところですが、今回狙う場所は流れがゆっくりなため、ルアーは軽めのものロッドは短めのIBXX-56MTを選びました。

私が渓流で自信を持って選ぶパイロットルアーは決まっていて、いつもバック&フォース(B&F)4gを最初に付けます。それをまず流してみて、流れや川の底などを探って、そこから重さを変えたり、ルアーを変えたりしていきます。この日もB&Fを迷わず選択しますが、あまりにも流れが緩やかすぎて、すぐにボトムに付く上に、このスプーンの特徴ヒラヒラが上手にできないのです。

そーなると、選択肢はミノー系もしくはエリア系のような軽いものになります。まずは引いてウォブリングでアピールしてやろうと、ジェイドMDサスペンドを選んで流心の向こう側へキャスト。ロッドティップを下げて巻き、流心に差し掛かったその時、手元にピリピリと当たりが!サイズは小さいな…、と思いながらあげてみると、なんとウグイ!『一匹目がウグイかぁ。でも、まぁ、これで釣れるでしょう!』と思ったのに、後が続かない!キャストしても、しても、ウグイすらかかりません。ここで少し心が折れてしまい休憩。目の前にはゆったりとした流れ、湿気のない爽やかな空気。ボーっとするにはピッタリです。


は!なんて、のほほんとはしてられません、トラウト釣ってないし!!でも、やる気がでない…。気分転換にコーヒーぐらいと、少しサボって、バーナーでお湯を沸かしてコーヒーを淹れて、飲んだらやる気が復活!


場所を少し下流に移して、岩が所々に見えて流れに動きがあるところにやってきました。ここでルアーもチェンジ。黒カワゲラの幼虫を食べているとの情報を得て、AR-Sの黒を選んでみました。

上流の流心にクロスキャストして、ボトムすれすれまで落とし、そのあと少しロッドであおって浮かせて、また沈むのを待つ。下流まで流したら、また上流へキャストの繰り返し。するとフォールしているときにググッとロッドティップが引き込まれました。下流方向へ促しながらランディングしてみると、20pほどのレインボートラウトが釣れました。


このまま調子に乗るぞ!と再びキャストすると、同じやり方でまた釣れます。バタバタと2匹釣って、この川のパターン発見!喜んだのもつかの間。その後はうんともすんとも言いません。本流らしい大物にも出会えぬまま気が付けば夕方に。おかしいなぁ、大物釣る予定だったんだけどな・・・。

前回釣れなかったレインボートラウトは釣れたものの、なんだかリベンジできたような、出来てないような、不完全燃焼でこの日の釣りは終了。



それでも、気持ちの良い天気でのんびりと釣りができたので良い一日ではありました。釣れても釣れなくても楽しめるのが釣りの良いところでしょうかね。だからついつい釣りに出かけちゃいたくなるんですよね。


■釣り場

長野県 千曲川 日釣券(佐久漁協):1,300円


■使用タックル

ロッド IBXX-56MT
リール DAIWA セオリー2004
ライン YAMATOYO ファメルトラウト4lb
ルアー バック&フォース4gジェイドMDAR-S2.1g



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