■ ダム遡上を求めて
今回は少し上流にダム遡上の秋色を求め、バックウォーターの周辺で釣りをしようと考えていた。攻めたかったポイントには既に数台の車が止まっており、餌釣師が淵の前後を陣取っていた。だれも狙いは同じだった。やむを得ず少し川を遡った辺りに入った。
川の状況は悪くなかったが、釣り人は多くポイントも思う様に確保できない。そのため一旦反応がなかったとしても、ルアーローテーションやトレースラインを積極的に変えていった。釣り人側の工夫で限られたポイントを攻め切り、限られた魚からの僅かな反応を拾うことに心がけた。ポイントもこの時期の魚達の付き場になりそうな要素である。
@穏やかな流れ
A適度な水深
B身を寄せることができる+α(遮光性・ストラクチャー・深場等etc)
を意識し、リアクションの釣りを展開していった。
大きな岩が横たわる流れの中で、上流を目指す秋色が潜んで居そうな水深のある流れや落ち込みを中心に、ジェイドMDSを送り込んで様子を伺っていく。
流石に禁漁前の9月の週末。釣り師からの猛攻で警戒心が強くなっているだろう。狙いの魚はなかなか姿を見せてくれない。特にこの日のバックウォーターは渋かった。
攻められた後なのだろうか?
それともプレッシャーなのか?
あまりの人の多さに気力を失い、混み合うダム上流部を諦め、反対に魚止まりとなるダム下の流れに釣り場を大きく変えることにした。
|