高木 歩

ショップでの勤務経験を生かした豊富な知識を併せ持つフライフィッシャー。

トラウトの魅力にとりつかれ栃木県に移住。現在は那珂川水系・鬼怒川水系を中心に活動中



- 箒川C&R(2015.11.25) -


約一年ぶりの箒川C&Rである。
今回は新たに入手した、マリエットMXのフィーリングを確認するべく、ややオーバースペックではあるが、スペイロッドでの釣行である。

定期放流も再開し、大型の魚影も確認!! 早速フライを流す・・・・・・
釣れない・・ 釣れない・・・ 喰わない・・・・? スレてる???

魚が掛らなければ、折角のMXのフィーリングも確かめることが出来ない。
此処はプライドを捨て、エッグフライを鼻先に流し込む作戦に変更することにした。
この時期になると、抱卵した魚が非常に多く、流れ出した卵を狙っている魚も多いはずである。タングステンビーズを仕込んだ真っ赤なエッグフライを流れに乗せ、魚の定位している層を流すこと数回、ロッドから衝撃に近い生命反応が伝達されてきた。

フッキングした魚が水面から飛び出し、一気に下流にラインを引き出した。
強めにドラグを調整したMXのスプールは、魚に過大な違和感を感じさせることのなく、滑らかにラインを送り出し、流れに定位した魚の抵抗に合わせ、違和感の無いやり取りが出来た。

さすが永年の逸品マリエット。普段はあまりやらないが、ドラグをやや強く締め込み、一気に魚を浮かせランディング態勢に入ると、魚が強い抵抗をはじめた、しかし、滑らかなドラグが魚の動きに合わせ、スプールを滑らせ、必要最低限の抑制によりランディング成功!! 

フライマンの心理を反映した、安心感のある剛性の高さも体感する事が出来た。


その後も、同じ作戦で連続ヒット!! どれも50cm前後の良型であり、箒川C&Rの健在を再確認した。





釣り始めから約2時間後、今期一番の寒気が流れ込み、秋が終わり、此処箒川に冬が訪れた。


使用タックル

リール マリエットMX
ロッド シューティングスペイロッド 13ft #8
ライン スカンジナビアンシューティングヘッド(フローティング)
リーダー 2x
フライ エッグヤーンフライ#8(レッド)



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