時刻は早くもam8:00過ぎ。 期待に反して朝一のドラマは何も起こりませんでしたが、ある意味これも想定内! 諦める気持ちなど微塵もありません。そしてこの頃にもなると湖面を覆っていた霧も晴れ、次第に水中の様子も露わになってきました。今日もかなりの数のトラウトたちがワカサギを求めてシャローにさして来ています。相変わらず一番多く目に付くのはイワナ(だけど釣れない)。白のスポットと鰭の白いラインがよく目立ちます。次いで黒点が鮮やかなブラウン、そして第3位は同率でサクラマスとレインボーといったところでしょうか。私の数メートル先の目の前をグリーンバックの魚体が駆け抜けて行く度に、胸の鼓動が高鳴りました。
一本の杭となって彼らの行動を観察していると、どうやら同じ個体が何度も行き来を繰り返している様子です。特にイワナやブラウンのように体に模様があり個体の識別が容易な魚たちはそれが明らかで、いわゆる居付きと呼ばれるタイプが多い様です(体色が湖底の色と同化しているのも居付きである事を物語っています)。これに対してサクラやレインボーは個体の識別が難しく断定は出来ないのですが、どうやら 一見さんの行き摺りタイプと、このエリアを中心に小さなコースで回遊している半居付きタイプの2種類が出入りしている様に感じました(こんな光景、水辺に多くの人が立ち込んでいたらまず見られないでしょう)。 |