吉川 康之

埼玉県川越市在住の平凡なサラリーマン。

エリアおよび湖のスプーニングによるトラウトフィッシングをこよなく愛する。



《 中禅寺湖 2013 春蝉の釣り  〜 2013年 6月後半  栃木県日光市 中禅寺湖 〜 》


 6月後半のある休日、この日も私は中禅寺湖に来ておりました。 朝一の凡そ3時間、いつもの釣りを展開するも魚からの反応は一切なし。日頃の寝不足も手伝って、朝8時には湖畔でひとり爆睡しておりました。

 2時間ほど寝ていたのでしょうか、急に降り出した雨音にふと目覚めると、同行者であるSMITHスタッフさんがなにやら怪しげな行動をしております。『蝉でブラウン釣れちゃった!』 まあ、時期的にそんな事もあるのだろうと 座ったまま寝起きの頭でその姿をボーっと眺めます。ラインが水面を叩かない様にするための配慮でしょうか、ロッドティップを高く掲げて小刻みに連続シェイクを繰り返しています。そしてそれと同時にリーリングも行っており、どうやら水面で羽をバタつかせて移動する溺れた蝉を演出しているようです。 そしてこれを眺めること数分? 突如 水面が割れて、難なく2匹目のブラウンを掛けています (えっ、ウソでしょ!) この様子を見て私の眠気も完全に吹き飛びました。

 モノホンの蝉にはなんら反応を示さないのに、スタッフさんの操る蝉にはガボガボと反応するその状況に、急遽 蝉セミナーを開催してもらいました。 蝉ルアー『美蝉(ビセン)』をひとつ分けて頂き、半信半疑に教わったアクションを続けます。。。 すると下からすーっと黄色い影が急速浮上、そのまま美蝉をパクリ! 残念ながらこれはミスバイトに終わりましたが、そのアクションの実力はその後直ぐに証明される事になりました。

 ただひたすらに魚が来るのを待つだけ!という受け身のイメージの強かった蝉パターンでの釣りでしたが、この日の釣りを境にこの考えがガラッと一変しました。 『美蝉(ビセン)』を使った蝉パターンでの釣り! 病み付きになりそうです。


この日2匹目となるSMITHスタッフさんの釣果

蝉セミナーを受けた直後の私にも反応が


6月後半 別日

(今のこのタイミングを逃したらきっと後はない!)
 そんな行きたいという衝動をどうしても抑える事が出来ず、またも中禅寺湖に出掛けてきました。 案の定の病み付きです!

 夜分から降り続いていた雨も上がり、時折太陽が顔を覗かせる様になった朝8:00過ぎに魚の活性が上がり始めました。行きずりのフレッシュなレインボーなのでしょうか、進行方向ちょい先に『美蝉(ビセン)』を放り込んでやると、勢い込んでやって来ては何の躊躇いもなく蝉をバクついて行きました。 もう頭の中は蝉の事で一杯なのでしょうね!

 そして今回のターゲットであるブラウン君! 連日の様に叩かれているせいか、レインボーの様には素直ではありません。興味があって直ぐ近くまでやっては来るのですが、見切られてしまいハイさよなら。 そこで見切られないよう激しくバタつかせて蝉を高速移動させてやると、下からバクッ!と。 実際にこんな動きをしている蝉などあまり見たことありませんが、スタッフさんの言うように確かに効果はあるようです。

 夏至も過ぎ、春蝉の鳴き声も大分弱々しくなってきました。この釣りが成立するのもあと僅かなのかも知れません。


進行方向先に美蝉を放り込んでやると一発でした!

美蝉(ビセン)2.6g#16 スモークブラックカラー


黄金色に輝くブラウントラウト
その発色にはただただ驚かされるばかりです

以前に釣られた跡らしきものが見られました
C&Rの効果でしょうか


こちらもサイトで釣れたレインボートラウト

美蝉を使ったトップの釣りしばらく嵌りそうです!


【中禅寺湖のブラウントラウト(美蝉の釣り)(You Tube 動画)】



● 使用タックル

ロッド TLB-83DT ラグレスボロン (SMITH)
リール 10 CERTATE 2500 (DAIWA)
ライン FIRELINE EXT 0.8号(12lb) LO−VIS GREEN (BERKLEY)
リーダー TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 10lb (MORRIS)
ルアー 美蝉 (SMITH)
フック Wトラウトタテアイ5B  (SMITH)
   テイル側のみ換装 バーブは潰してあります
ネット チェリーネット サツキ (SMITH)



[ 戻る ]