【浮気は裏目に】
12月最期の週末は、渥美半島中央部に鰆を求めて大きくポイントチェンジした。通い詰めていた先端地区のサーフの状況がここ数日芳しくなかったためだ。半島中央部の漁港周辺では鰆が回っているようなので、そろそろサーフにも回遊してもいいはずだ。そう考え最寄りのサーフに入ったのだが、その期待は見事に裏切られた。青物が回遊し易い水深の有るサーフを選択したが、その日に限って隣の激浅のサーフ回遊したようだ。イワシを追って浅瀬に入ってしまったようで、ここでも回遊魚狙いの難しさを痛感させられた。
仕方なく日が上がり切った後は、これまで通い詰めたいつもの先端部のサーフに車を走らせた。現地に到着したのは9時過ぎ。正月休みに入り遠征組が目立つ今日の先端部だったが、何故かこの時刻にしては車が多い。手早く準備を整え浜に入ると、釣り人の多くが魚を持っている。アブ(ワカシ)からワラサ、ブリ、ヒラメに加え、なんと90cm近いサワラまでが浜に横たわっているではないか。
「エ〜!なんだよ〜!」
ポイントを変えたことが見事に裏目になってしまった。ここではマイワシの群れが接岸し、朝はお祭り騒ぎだったようだ。お祭りは長く続いたようで、多い人はヒラメ、ブリ、鰆の3種を数匹ストリンガーに掛けていた。
「ついてないな〜。」
心でそう思いながらもここでは平静を装い、ブローショットボロンサーフェッサー BSB-103SFでワンドの居残りを探しながら東の岩礁帯に向って釣り歩いて行った。
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