黒田 響

スミスフィールドスタッフ

ブログ:クロヒビのFishing life!!



《 関門メバルのトップウォーターゲーム 》


新年あけましておめでとうございます。2020年を迎え、寒さが厳しくなるのかと思いきや、気温水温ともに例年より高い北部九州は福岡県北九州市です。何といっても北九州では多く釣れないメッキが回遊してきています。12月になっても狙って数が釣れるほど。こんな北九州の海は初めてです。


秋に釣れたロウニンメッキ

次シーズン再現性があれば本格的に狙いたい


11月からメバルを狙って地磯や堤防を調査していましたが、釣果として形にならない日が続きました。毎年12月中旬から開幕する関門エリアのメバルゲーム。また今年も例年通りの12月2週目の潮から魚が入ってきたようです。

どんな釣りも時合いはそう長くないと思いますが、関門は特に時合いが短いです。最大10ノット超えの急流を見せる関門海峡。ポイントに対する本流の潮の入り方を読むことが重要になってきます。

潮位によって一番流れの太い本流が寄ってくるポイントが刻一刻と変化していきます。そこに外灯が海中に差し込んだり、ベイトが絡むと絶好のチャンスです。最近は小さいカタクチが入っているのを確認したのでプラグゲームの成立する可能性大!


しかし、良い事ですがどのポイントも釣り人で賑わっています。小場所も投げ師が竿を並べたり、ルアーマンでバッティングしたりと激戦区の関門エリア。今年はアジが好調で15〜27cmと良型も上がっています。


打ち寄せられたカタクチイワシ

ベイトを追って25〜27cm級アジも回遊している


車を走らせ、ようやくエントリー出来たポイントはさっきまで釣り人が居ましたが切り上げた様子。確かに潮も残っていないので良い思いは出来ないかもしれません。外灯が差し込み、足元には明暗部があって、沖の潮は動いていますがキャストで届く範囲は動いていない状況。豆アジは表層で時折ライズしています。

ダークシャドウTZ77にラインを通し、ルアーを選んでいると足元の明暗部でメバルの群れが入ってきました!と言うよりは浮いてきたと思われますが、カタクチを狙ってメバルがライズしています!まずはトップウォータープラグのメバペンからアプローチ。明暗の境にキャストしてストップ&ゴーで反応を見ます。メバペンを止めるより動かした方がチェイスしてきます。ベイトを追っているので直線的にゆっくり引いてくると早速ヒット!釣り方としても難しいものではなく、メバペンただ巻きで2〜3尾キャッチ出来ました。


メバペンメバルの赤針でキャッチ

サスペンドに変えて好反応


しかし、その後はスレたのかメバペンにチェイスはあるものの寸前で見切ってしまいます。カラーチェンジも先程より反応は良いがバイトまで至らず。そこでメバペンSPを水面直下でアプローチします。トップからレンジは気持ち2〜3cm下をひたすらデッドスロー。するとさっきまで見切っていたメバルが立て続けにヒット!まるで狂ったかのような反応の変わり様に驚きましたが、掛かり方は半数がリアフック。しかしダークシャドウTZの乗せ調子なティップセクションでバラシは少なくキャッチに持ち込めました。また潮位も干潮で足場が高かったので7.7フィートの長さがティップを海面近くに持ってこれたのも非常に良かったです。


産卵前の荒食いは短いタイミングの関門メバル。これからの水温低下とともに中層〜ボトムのジグヘッドゲームに移行します。その前にベイトを捕食するメバルにプラグで狙う私にとっては理想的な状況に竿を出す事が出来ました。サイズは特大クラスというわけではありませんがとても楽しい時間になりました。
最後にジェイドのステイで良型キャッチ


【使用タックル】

ロッド:ダークシャドウTZ77
リール:ステラ2500S
ライン:PE0.3号
リーダー:フロロ1.2号
ルアー:メバペンメバル,メバペンSP,ジェイドS/SW



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