黒田 響

スミスフィールドスタッフ

ブログ:クロヒビのFishing life!!



《 すぐ実践できる!メバルプラグ別チョイ足しテクニック 》


 様々なルアーや仕掛けが存在するメバリング。皆さんが竿を振るフィールドでよくこんな状況に出くわさないでしょうか?「いつもならメバルが釣れてもいいのに釣れない」「釣り場開拓である程度探ったが反応が無く果たしてメバルが居るのか」思い描いた考えでメバルがうまく釣れる事もありますが、僕はしょっちゅうそんな状況に出くわします(笑)釣れない時間であれやこれやと試行錯誤したところ、ふとメバルが反応したプラッキングがありました。どのプラグでも実践できると思いますが、中でもこのプラグだからこそ発揮できた、と思えたプラグ別の使い方をご紹介いたします。


■シラスミノー48LLSのジャーキング

 アクションとしましては表層をロッドティップで鋭く弾いてジャーク&ポーズです。キモは表層をトレースします。使いどころはある程度、足元からストンと深くなっており光量の差すポイント。デイゲームの地磯でストラクチャー周り、ナイトゲームの外灯が差し込む漁港などです。光量を挙げた理由としましてジャーク時の強いフラッシングで魚を引っ張ってきたい理由にあります。そしてリップレスによる水を切るジャークで不規則かつルアーボディが倒れ込むイレギュラーアクションを表層で演出すると深場や身を隠したスポットなどからルアーに飛びついてくることが非常に多いです。またポーズ時にラインテンションを抜くことで水平姿勢のシミーフォールをします。これもまた食わせのタイミングであり魚のスイッチをONにしてしまいます。そこでリアクションバイトに至らなかった場合はフォローでシラスミノーソリッドのトゥイッチで動きをフィネスにアプローチすると口を使ってくれることもあります。シラスミノーは遠投に優れ、艶めかしいただ巻きアクションが魅力です。これらにチョイ足しするジャーキングは「魚の口元やレンジに合わせる」のではなく、「魚をルアーの集魚力でポジションから浮かせて獲る」攻めなチョイ足しテクニックです。





■ガンシップ36SSのボトムリーリング

 ガンシップは通常、水面下1mをただ巻きやストップ&ゴーでメバルを誘い出す使い方が主になります。そこにチョイ足ししますのはスローシンキングタイプのガンシップをボトムでデッドスローです。巻いた際の浮き上がりはリーリングを止めてフォールさせていきます。有効となるフィールドは水深1〜3mのシャロー。ナイトゲームの敷石が積まれた漁港か地磯の藻場が良いでしょう。イメージは藻場や敷石の上や隙間を這うエビです。コツはスナップの番手を1つ上げることとフロロリーダーを少し長くとることです。僕の目安としましてスナップはSPスナップを♯000から♯00でリーダーは40cmから60cmという感じでセッティングしています。これによってルアーとラインが追従してボトムから離れずにトレースしやすくなります。この釣りと特徴はバイトが深いという点です。小さく突くようなショートバイトは殆ど無く、いきなりガツン!と食ってきます。掛けた後はひたすらドラグを出さないようなファイトで根に入られないように取り込むのもポイントです。





■ガンシップFタイプの逆付けセッティング

 これは本当に小ネタなチョイ足しですがルアーのアイにスナップを通すのではなく、リアにスナップを通します。リアフックを外し、アイに取り付ける、まさに「逆付け」です(笑)使い方は完全に表層です。リア側にリップがある状態ですのでただ巻きするとお尻がプリプリと動きます。それだけでなくヘッドは細身でリップレスという状態なのでリアリップの水噛みに連動しロールアクションが加わります。このロールがノーマルのガンシップやメバペンには出せない動きでバスルアーに例えるならウェイクベイトのような感覚で扱えます。あとはシェイクしながら出たラインスラックだけ巻き取ればその場でジタバタしながらロールして弱ったベイトが水面でピクピクするようなアクションになります。釣果写真を探しましたがなくなっていました。申し訳ありません(泣)ですが何度か外灯回りの漁港でハマったこともありますので気になった方はお試しください。


 いかがだったでしょうか?5月に入り難しくなったエリアとこれから梅雨メバルまで楽しめるエリアもあると思います。エリアごとのご当地パターンなども存在する中、もしもゲーム展開に苦しんだそんな時。上記に書かせて頂いたチョイ足しメソッドを使って釣果のチョイ足しにでもなっていただければ幸いです(笑)最後に最近の釣果写真を載せておりますのでご覧ください。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。









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