そんな河川のバチ抜け、鹿児島ではヤマトカワゴカイが主となるが、港湾部で抜けるバチとは種類が違い、最も水温の下がる2月頃から4月に掛けて産卵の為に夜な夜な川底から出てくる。干潟のある汽水域に多く生息するゴカイで、水温の低い時期に産卵を行う種。
ただ、満月の大潮にしかバチ抜けは起こらない???と思われているのか、バチ抜けパターンに合わせた釣りをする人は少ないのが現状。確かに、稚アユの遡上開始の時期とも重なるし、稚ボラも増えてくる時期。パターンとしては、全てのシーバスがバチ抜けに狂っているとも言いにくいので。
しかし確実な事は、バチ抜けが起これば、多くのシーバスがバチに狂うって事。的確なバチ抜けパターンにはめた釣りをすれば、爆釣は間違いなし!しかし、それに合わない釣りをすれば、ボーズってのも多い。
さらに、大潮?満月?ここに拘りは必要ないのが、汽水域のバチ抜け。もちろん、港湾部でもそう。確かに、潮位が大きく変化する潮の方が、より多くのバチが抜ける。満月の明るさがあれば、尚更、至る所で抜けやすい。
でも実際は、潮の変化がある程度あればバチ抜けは起こるし、新月でも常夜灯の明かりがあればバチは浮いてくる。バチ抜けを気にせず、この時期のシーバスゲームを組み立てるのは、かなりロスしたゲームになるって事。
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