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古谷 英一
スミスフィールドスタッフ
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私の住む鹿児島では、唯一メバルが狙える長島。例年、県内ではあるのですが遠征になる距離(汗)。今シーズンも取り憑かれたかの様に通いまくっています(笑)。
この長島、メバル生息域の最南端。随分、昔はもう少し南にもメバルは生息していた様ですが、ここ10数年は長島の北端のみに集約されています。
ただ、今シーズンは数の少なさが目立ちますね。これも水温が下がりきれないからなのか?気候が温暖だからなのか?南限の魚は、環境にもギリギリの生活を強いられている事には変わりはないですね。
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そんな南限にも、スポーニングシーズンは到来。例年であれば12月初旬くらいから、徐々に産卵へと向かうのだが、今シーズンは少し遅れ気味。12月末に近付くにつれ産卵へ向かう群れが増え、各ポイントとも群れの入れ替わりが起こりました。
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その結果、12月中旬までは好調だったのが、一気にポツポツ釣果&小型化。1月中旬現在、目当ての20cm後半は激減し、20cm前後のメバルはペアリングばかり目にするように。
逆に、食いっ気のあるメバルはアフターの個体が多くなり、渋いコンディションになってまいりました。
しかし、これからはアフターの戻りに期待が持てるうえ、サイズ狙いには適したシーズンへ。アフターで少し体力が回復してくれば、また楽しいゲームが展開できそう。
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プリからアフターの混在するこの時期、プラッキングオンリーのゲームは少し難しくなりますね。
しかし、しっかりとメバルの事を考えてあげれば、プラグでも十分に楽しめます。また、ジグ単でのワームゲームを絡めれば、爆釣も多々あります。あとは、コンディションに合わせたゲームの組み立て方次第と言った所ですね。
ここ最近の私は、メバペン・メバルのトップゲームはもちろん、メバペンSPやガンシップ45SSを使ったフォールのスローな釣り。そして、軽量ジグヘッドでのメバピンピンが必殺ルアーとなっています。
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今シーズンの長島は、小魚ベイトが例年に比べて非常に少なく、それを偏食するメバルが少ない。プランクトン主体のお食事がメインのため、それを考えたセレクトですね。また、小さなアカイカを追うポイントもあり、そんな場所ではシラスミノー・リップレスが活躍。
その場その場でメバルに合わせて、最も反応のいいルアー、誘い方を探し出しながらの釣りですね。
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トップでいい場所、沈むルアーに好反応を示す場所、一部のメバルだけがワームにしか反応しないデイなど、パターンはそれぞれ。でも、このパターンを探し出すのも、このメバリングの楽しさでもありますね。
ワーム一辺倒では、絶対に手に出来ない魚も居ますし、プラッキングに拘りすぎると釣れる魚も逃してしまいます。
色々な引き出しを前もって準備しておき、それをフルに現場で活用して貰いたいですね。単調な釣りでは数を稼ぐ事の出来ない、このプリ〜アフターの変わり目のシーズン、ぜひフィールドで色々と試してみて下さい。
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