湯村 武広

宮崎県在住。宮崎県を中心としたショア&オフショアゲームに精通するアングラー。

ブログ : CRAZY BEAT



- 初春リバーシーバスのトップゲーム -


今回は、宮崎県北の河川内のシーバスゲームを紹介します。

僕はこのシーバスゲームというものを長年やってきましたが、釣果を上げるコツというのは一言でいうならやはりポイントを知ることだと思っています。
例えば、今回のゲームに関してお話するならばそのポイントではシーバスがベイトにボイルしているという分かりやすい状況。 ベイトフィッシュはずばり稚アユで、ポイントはナイトゲームの常夜灯明暗部。
このように書けば簡単なのですが、これはこれまでこのポイントに通いこんだからこそ得られた結論なのです。
まず宮崎の場合、海側の稚アユ漁というのが盛んで大体1月中旬〜末に始まります。海水温の関係なのか他所より少し早いようです。それから川を遡上しますので2月初旬から中旬には河口域に見られるようになります。
遡上が多ければ日中でもゲームが成立しますが、今年は例年より多いとはいえデイでは難しい感じ。
ではどうすれば良いか?といえば付き場を探すことになります。
一番手っ取り早いのは、橋の常夜灯の明かりです。これに集まるのはもう習性なのでしょうね。
常夜灯による明部を見て水面にざわつきがあるか、ボイルはあるかを確認できれば可能性はかなり高いです。


さて、実釣です。
まず稚アユのサイズは4〜6cmくらいなので、通常のリバーシーバスで使用するような大きなプラグや波動の強いミノーでは通用しません。
あと、ミノーのサイズをメバル用まで落とすというのもありですが、常夜灯回りの水面直下を漂うように泳いでいる稚アユを演出するのには限界があります。
派手に泳がず波動も強くない水面を漂わせることのできるルアー。これがナイトゲームの稚アユパターンには最適なのです。

これを踏まえて僕がチョイスしたルアーは2種類。
水平浮きのCB70DRIFT SWとメバペンマグナム。カラーは常夜灯の明かりによる乱反射でバイトを誘発させるクリアー系です。 共にメバルでは高実績なのですが、今回のような極小ベイト偏食パターンでも有効です。

使い方はこれもまた2種類。
ひとつは、河川下流部から橋下の暗部にキャストし引き波や軽いロッドアクションでアピールした後止めて流れに漂わせるだけです。これは明部でしきりにボイルしているセイゴ〜フッコクラスにはかなり効果的でした。





もうひとつは、大型狙いのメソッド。
これは橋の上流部に立ち明暗境目から下げの流れに乗せて橋下の暗部へとルアーを流し込むパターン。
この場合も、派手に巻いて動かすのではなくルアーが50cm流れるのに対して一回ロッドアクションを加える程度。ルアーが下流でターンしたらノーアクションの引き波スローリトリーブで回収。キャスト後の流し込みでも引き波回収でもバイトはあります。

ただし、暗部には大型が陣取っているのでバイト自体は明部より少ないのです。
明部で小型に遊んでもらって、大型狙いというのが今回の定番となりました。






釣れたシーバスは初日が82cmを含んでセイゴフッコと合わせて6匹。
二回目が73cm・60cmにセイゴフッコクラス4匹。
3回目の最終釣行では先行者の後ながらフッコセイゴクラスが4匹という結果でした。
そのヒットしたシーバス全てがCB70DRIFTかメバペンマグナム。まさに使えるルアー2種です。


稚アユは宮崎ではもうすぐ終わりますが、この後は4月ころから始まる稚ボラ(ハク)のパターンでも使えます。
またその頃良い釣果が得られたら報告したいと思います。


【使用タックル】

ロッド 7〜8ftのシーバスロッド、トラウトロッドなど。
ルアー CB70DRIFT SWメバペンマグナム
ライン 山豊テグス PEストロング8 0.6号
リーダー 山豊テグス ナイロンショックリーダー12lb 16lb
その他 SPスナップ #0 #1



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