満潮は深夜1時頃、小潮で潮の動きはあまり期待できないため、出来る限り潮の動きやすい時間帯を狙う。満潮から一時間ほどしてからが、最もいい時合いとふんだ。
チヌも、潮の動きには敏感で、流れすぎても流れなくても着き場が変わる。これは、ベイトにも左右されるのかもしれないが、潮が流れれば流れるほどその脇へ逃げていき、浅場へも入って来やすい。好物とする甲殻類が、流れの緩やかな場所を好むからか、潮の大きい時ほどシャローエリアに差してきていたり、流芯から離れた場所に群れる傾向が。
逆に流れの弱い場合には、流芯に近いブレイク付近や流れのぶつかる場所など、比較的流れがある場所を好む。わざわざシャローへ入ってエサを探すより、ベイトが動きやすい分、広範囲に散っている事でそれを探し回っているのが原因か?
そのため、今回の様に潮の動きにくい小潮周りなどを狙う場合には、広い範囲にチヌが散っている事を前提に、広範囲を探る必要がある。もちろん、シャローエリアも含めて探ってはいくが、出来る限り潮の動きやすい場所、潮の動く場所を探る事も大切。
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