黒田 響

スミスフィールドスタッフ

ブログ:クロヒビのFishing life!!



《 ハルカとサラナMDの使い分けでシーバス攻略 》


 今年の秋も紅葉が落ち着いて冬を迎えようとする九州は福岡県。今回のフィールドは私の地元である北九州の関門エリアでシーバスを狙います。

 今の状況としては気温が不安定で急激な寒暖差が激しい模様です。しかし決して悪い情報だけでは無く、ベイトが例年より多く接岸してきています。それを狙うアジも回遊してきており毎日アジンガーで賑わっています。そのまたアジを狙うシーバスを攻略したいと企んでいる訳です(笑)


 日が沈んで外灯が灯る頃から釣り開始です。関門では上げ潮、下げ潮で東流れ、西流れと別れる訳ですがその日によってシーバスが回遊してくるタイミングも大きく変わります。私の場合はじっと待つというよりは目星を付けたポイントをテンポ良くランガンしていきます。この日は上げ潮からスタートする形です。まずはハルカ125Fでサーチしていきます。

 釣り方としては防波堤に対し外灯が当たっており沖や足元に明暗が形成されるスポットを中心に探っていきます。これからの季節はコノシロパターンもあるので回遊してくるベイトの大小も考慮してルアーセレクトしていきたいところです。まずは自分の影を海面に落とさないように立ってショートキャストで足元の明暗をトレースします。探り終えたら沖の明暗や潮目が入っているような箇所までロングキャストで潮下に落としてからドリフトさせるイメージでフラフラと泳ぐベイトを演出します。


 しかし上げ潮では反応を得られず満潮からの下げ潮に期待します。目星の付けていたポイントに入り直してみると足元に3匹程のシーバスを確認!すぐにはキャストせず、周りを見渡すとアジが一斉にライズし始めました!立ち位置を決めてからまだ居るであろう足元の明暗の先にハルカ125Fをキャストして巻いてくるとチェイス!しかしバイトまで至らない状況。

 すると潮下からトレースしてきたのが一遍、払い出す流れに変わりました。流れに逆らってリトリーブすることになるので今度はスローに誘います。すると今度は下から突き上げるようにバイト!上がってきたのは60cmクラスのシーバスです!思い描いた通りに掛かってくれると心の底から嬉しいですよね(笑)





 それから風が吹き始めて海面も潮流と加えて揉まれるような荒れ具合になってきました。あれから数本キャッチできましたが中々思うようなシチュエーションでルアーを引くことがハルカでは難しくなってきたのでルアーを変えてサラナMD110Sにシフトしました。

 ハルカがフローティングのスリムミノーでショートリップに対しサラナMDはスローシンキングで気持ち太みなデザインのロングリップになっています。ハルカよりサラナMDの方が一段深いレンジを引ける訳です。ロングディスタンスで勝負するならハルカでも十分な演出が可能ですが、幾分足元なので浮き上がって思い描くレンジでアクションが難しい。そこでサラナMDを引くと変えて一投目でヒット!決して大きいランカーサイズとまではいきませんが創意工夫がもたらした1本は格別です!





 さっきまで釣れていたルアーは状況が変わるとルアーもガラリと変わる、そんな経験を再確認できた釣果も満足のいく楽しい釣行となりました!皆さんも是非ハルカとサラナMDの使い分けで今シーズンのシーバスゲームを楽しんでみて下さい!


● 使用タックル

ロッド ブローショットLC-86
リール シマノ ストラディック3000HG
ライン PE1.0号
リーダー フロロ20lb.
ルアー サラナMD110Sハルカ125F



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