猪原 亮

高知県在住。チーム・CATホッグチェイサーズ(海猫)、ショア馬鹿いけいけ2号団所属。

海でスズキ、イカ、青物、フカセ釣りを展開中。



《 CB70PENインプレッション2−ヒラスズキ編 》


今回はフレッシュなインプレです。
ヒラスズキというか、ヒラセイゴに使ってみました。


冬―春シーズンには、高知県のどこかの港ではキビナゴが接岸して、それにヒラスズキがついてるパターンが良くあります。ただあまりにも爆ナゴ過ぎると、どんなにルアーを投げても、全くルアーを見てくれない時もあります。

だって、爆ナゴの群れに口あけて突っ込むだけで、勝手に口の中にエサが入ってくるのですから・・・このような状況ではボイルが集中する場所にタイミングよくルアーを投げ入れることができて、ほったらかすか、ゆっくり動かしているときに、たまったまヒラが食ってくれるのを待つしかありません(笑)。釣れたら奇跡です。だいたいの場合がお手上げです。

ただ、キビナゴの群れがほどほどであれば、結構ルアーへの反応が良くなることもあるので、諦めずにそういう場所を探すのです。


そして、とある日に、巡り合いました。とある港の外港と内港をつなぐ少し狭く、外灯の灯りが水面に落ちている水路。サイズはそんなに大きくなさそうですが、ヒラセイゴサイズがかなり乱舞しています。ベイトもそこそこなので、これはいけそう。

まず初めはミノーで反応を見ます。パニッシュ80、DDパニッシュ65やチェリブラ70、75あたりを、少し間を置きながら通してみますが、反応がありません。たまに逃げ惑うベイトサイズにルアーサイズはばっちり合っているのに・・・ということは、これは完全に表層パターンかな?魚は水面しか見てません。たぶん。


こんな時こそ、CB70PENです。先ほどまでミノーを通していましたが、そんなのには関係なくまだまだボイルは頻発しています。そのボイルが一番濃いところにCB70PENをキャストし、引き潮で起こる水路の流れに乗せながら、ダイブ&ポーズでゆっくりU字ターンさせると、ボシュッ!と一発!ほんまに一発です。

ミノーであんなにアタらんのに、トップに変えたら一発です。これでアタらんかったら、この日は終わりでした。CB70PEN様様です(笑)。

40pないくらいのヒラセイゴっちでした。この後、同サイズを立て続けに2つ追加。それでもボイルがやみません。少し暗がりの中ではもうちょい大きめの魚のボイル音も聞こえてきました。


早速、暗がりにキャストしてみます。先ほどのストップ&ポーズで流し込みながら誘ってみますが、アタりません。3投ほどコースを変えながらトレースしてもアタりません。ちょっと動きを変えてみます。次はダイブさせて、水中を少し長めにスライドウォークさせながら流し込んでみます。

ターンし終わって、次のダイブでした。水中で2回トゥイッチを加えた時、ゴンッ!とひったくるバイト!!いきなりジャンプした姿はそこそこ良いサイズ!

ドラグも出ていきます!おおー、さっきの少し良さ気なボイル音の主か?!さすがにタモですくいます。


60pのタモ枠にちょっと足らないサイズ。56,7pってとこでしょうか。まあ、60pに届いてないので、ヒラセイゴっちゃあヒラセイゴですが、今日の状況では、良いサイズで良い引きをしてくれました。

今回遭遇した群れはヒラセイゴクラスでしたが、12月〜3月頭までは70pクラスの群れに遭遇することもあるので、そうなったときはライトタックルで最高にスリリングなファイトも楽しめますよ!ただ先ほども言ったように、爆ナゴ過ぎたら、なかなか食わないですけどね。


CB70PENというスモールサイズのトッププラグがラインナップされたことで、いままで上手くマッチしなかったベイトサイズやルアーの泳層をカバーできるようになったので、かなり釣りの幅が広がった気がします。

CB70PENで水中をスライドウォークさせるときのコツですが、リーダーにフロロを使い、キャスト後、少しラインをなじませてやると、フロロリーダーが沈んでズボッと水中にダイブさせやすくなります。あとは水中にルアーをとどめるテンションを保ちながらツンツンとトゥイッチ気味に動かしてやれば、かなりの距離を表層付近でスライドウォークさせることができます。水面下10p以内のスーパーサブサーフェイス・ミノー的な使い方ができますね。


● 使用タックル

ロッド 8ftライトアクション・トラウトロッド
リール 2500番台スピニング
ライン PE06+フロロ3号
ルアー CB70PEN メタルサイド



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