猪原 亮

高知県在住。チーム・CATホッグチェイサーズ(海猫)、ショア馬鹿いけいけ2号団所属。

海でスズキ、イカ、青物、フカセ釣りを展開中。



《 DDパニッシュ・ラッシュ 》


 DDパニッシュでラッシュが始まりました!とは言っても、1週間に1本ずつくらいのペースですが・・・スズキもサツキも同じエリアで釣れてます。

 今年2本目のサツキ?。これは広い瀬から淵への落ち込みにかけて、DDパニッシュ65をクロスで引いてターンし始めたところからトゥイッチしてきたとき、ガツーン!!と当たりました。32pの魚。


 ただこの魚は背中が褐色で、後輩の釣友が言うには、成魚放流された魚がスモルト化したもので、正確に言うとサツキではないのでは、とのことでした。

 うん、確かに顔がちょっといびつだし、背中が青くないんですよね。最下流の大渕でナブラを立てて子ボラを追っかけているサツキの中に、背中が褐色の奴が混じってるな、とは思ってたんですが、なるほど、そんな奴もいるんだな〜。

 この後同じパターンで、またガツーン!と来たので、人生初!1日2本目のサツキか?!と思ったら・・・水面でグリングリングリン・・・イダでした。

 イダっちも水温あがってきて、高活性になってきました。もうすぐ産卵期だもんね?いっぱい食べなきゃ。

 そのあとは反応無くなったので、ヘブンで淵尻から瀬肩の底を流していると・・・コーン!と軽いアタリ。合わせた瞬間、パシャパシャ!と鰓洗い。35pくらいのセイゴでした。ちっちぇ!

 でも、一つの釣り場でサツキ?にウグイに、セイゴまで釣れる。あ、もちろんニゴイも居ますけどね。なにかと飽きません。


 3本目のサツキは、その一週間後でした。一本目のサツキを釣った、一本絞りの瀬の落ち込みでした。これはもう完全にダウンクロスです。川の水が減ってきて、細い流れの中で魚にルアーをアピールするには、ダウンじゃないと流れの中にルアーをとどめていられないので。しかも水が減っているので、狭い川幅で魚にプレッシャーを与えないように釣るには、ダウンかなと。

 DDパニッシュで、流心をトゥイッチしながら巻き上げても食わなかったので、竿を90度立てトゥイッチし、ターンしたところから竿を寝かせながら竿一本分流し込みながらトゥイッチしていると、スコーン!と食いあげるようにバイト!掛かった瞬間からギラギラ横走りが見えたので、こいつはサツキと一発で分かりました。30pジャストくらいのサツキ。


 こいつは小さいですが、青かった。顔の精悍さもちょっと違いますね。この顔が堪らんです!

 この後は恒例のニゴイっち。よう引きました。ちょっとがっかりしました。

 そして更にまた1週間後・・・4本目にして、ようやく納得サイズが出ました!!太い!かっこいい!!



 サイズは34p!?・・あれ?意外とないな。姿を見た瞬間、幅広でパッチンパッチンだったので、37、38pはあるかと思ったんですが・・・でもいい魚です!今季一番!


 この日はさらに川の水位も減って、今まで立ち込んでも届かなかったポイントに入れました。流木や竹が川に落ちている際で、全身飛び出しながら何かを捕食していたサツキを確認し、クロスでその流木の際へ投げ込んでいたのですが、全く反応なし。その間もボイルはあるんですよ?魚は居るけど、クロスじゃほとんど魚に食わせる間を演出できてないんだと思いました。

 そこで、その上流側に馬の背ができていたので、腰上まで立ち込んで、馬の瀬まで移動し、流木の真上流から完全なダウンでキャスト。流木の際へ投げ込み、徐々に流芯へ流し込みながらトゥイッチしているとコーン!とバイト!・・しかし、痛恨!針掛かりせず。しまった〜もう一回来て!と思い、もう一度その流木の際の、今度は少し下流側にキャスト。またトゥイッチしながら流芯に近づくと、ゴン!と重いアタリ!今度はがっちりフッキングしました。これはもう、サツキのストライクゾーンに、いかに長くルアーをとどめられたかの違いが出た結果でした。

 寄せてくるとき、透明な水の中を真っ青な背中のサツキが泳いでくる姿は何とも言えないくらい美しかったです。


 なんとなーくですが、今年はダウンクロス気味の釣りでよく釣ってる気がしてます。今までの釣果でも、今年の結果を合わせると、ダウンクロスが少し多くなります。ダウンが一番魚にルアーを見せれて、効果的なのかな?まあ、まだはっきりは分かりませんが、これからも検証を重ねていきたいと思います。


 4本目のサツキを釣った後、この日も出ました。サツキを釣ったポイントの下流側の開きをクロスで投げ込み、1トゥイッチ目で、ゴンッ!!鰓洗いしながら、そのまま真っ直ぐこちらに泳いできて、すんなりランディングできたのは、今年一番のスズキ60pでした。



 これですね。サツキを釣りながら、スズキを釣る。スズキを釣りながら、サツキを釣る。この時期の典型的なパターンで、良い魚が釣れてます。満足です。


● 使用タックル

ロッド 8フィートライトアクションのトラウトロッド
リール 2500番台
ライン PE0.6号
リーダー フロロ2号
ルアー DDパニッシュ65(レーザーワカサギ、ヒメマス)ヘブン5g



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