清水 隆匡
(スミスフィールドスタッフ)



『激変!』


 そろそろ山中湖辺も視野に入れてはいるのだがなかなか精進湖を攻略しきれていない感じがあり、前回のレポートで述べたとおり、今回は数にこだわって本気モードで釣って見ようと、一人で釣行してきた。

 以前、「二桁どころか、20本位狙えるかも?」と言った事を証明したかったからだ!


3月3日  気温−6度  水温3度

 前回の釣行から二週間経っていたが、依然真冬の状態の精進湖。前日吹いた強風で全く氷は張ってないものの、二週間の間に水温は1度台まで落ちたそうだ・・

 しかしその間バスをやった人は一人も居なかったそうで、これはいただきかな?と思いながら出船した。この日は朝から北風が強く相変わらず厳しい寒さであった。

減水の精進湖!


 まずは今年好調に釣果を上げている溶岩ストレッチに入りシャッドで手早くチェックしていく。 しかし全く反応は得られない・・流したストレッチを魚探で確認すると全くベイトは入っていなかった。
 そこでベイトの層をチェックしていくと、朝から7m付近のディープにチラホラ映るのみ。明らかにベイトが減っていたが、決して釣れない状態ではない。ならばとライトリグにチェンジ。

 この時点では自分自身かなり余裕をもっていた・・っがしかし一向にバイトがない!朝一は絶大っと豪語したのに全くバイトがないまま時間がすぎていき、二桁はおろかなんと、昼まで一度たりともバイトもないまま午前中が終了した・・

 一旦昼休憩に上がり、一体どうなっているのかわけがわからなかったが、意地になって一本でも釣ろうと出船した。午後も再び越冬エリアで粘って見るも全くバイトがない・・今までの釣果はなに????


 ようやく散々攻めた越冬エリアを諦め、別のエリアに移動したのは、残り2時間を切ったころ・・

 そこは精進湖の端にある中ノ湖というエリアで一見最高の越冬場所になりそうな場所だが水深が浅く、少し前までは厚い氷に覆われていて侵入することはできなかった。しかしこの状態に陥ると、少しでも可能性があればと思い、中ノ湖にボートをすすめた。

 中ノ湖に入って驚いたのが、越冬エリアよりも水温が2度高かった!てっきり水深が浅いので、水温は低いと思っていたのだが・・・しかし魚探でチェックしていくが全く生命反応は感じられず、少々諦めムードに落ちいっていた・・

 最奥に入ると減水の影響もあり最深部で2m台であったので諦め半分でシャッドをデッドスローに引いていると、巻き上げようとした瞬間にアタックするようなバイト!しかしフッキングにいたらなかった・・・しばらくシャッドを投げるが、その後はダメ・・・



VスペックTVS-60XUL/FS+ネコリグでキャッチした1本。
 今度は目に見える溶岩の隙間にライトリグを入れる、溶岩撃ちを試みる。こちらも半信半疑でやっていると、突然のバイト!しかーし・・フッキングミス・・

 これでようやく集中力も戻り、丹念に溶岩撃ちを続けて行くと冬特有の微かなバイトを感じた!少し間を置いてフッキングするとようやくこの日の初バスをキャッチできた。

 結局この日はこの一本で終了・・


 散々二桁だの20本だの言っていたが、ザマはない・・・だがこれだけ苦戦した中で、釣り方を少し変えたことでノーバイトが一転する!読めたと思っていたパターンが全く歯が立たず、全く考えていなかった事が正解になったりとする。

 中ノ湖の釣りが正解かどうかは別として、これがバスフィッシングの面白さかもしれない。


 今回はどうして釣れなかったのか真相は分からないが、私的にはバスが移動したとは思えない。おそらく水温低下とベイトの供給が悪く、ニュートラル状態に陥っているのだと思っている。

 なのでまた近々チャレンジしてこようと思います!次回は謙虚に二桁でればいーかな? 


● タックル

ロッド VスペックTVS-60XUL/FS
ライン フロロ3ポンド
ルアー スイングインパクト 1/32oz ネコリグ



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