清水 隆匡
(スミスフィールドスタッフ)



『晩夏の山中湖』


 今年の夏も各地で猛暑となっていましたが、ここ山中湖も例外ではない。とは言っても標高千m近いので、下界よりは快適かな?そんな残暑が続くなか山中湖に浮いて来たのでレポートします。

 この日はお盆中ともあり、湖上はいつもより若干多くの人で賑わっていた。賑わっていると言っても、近年の山中湖は魚の数が激減してしまった為、かなり難しい湖になってしまった。そんなこともありアングラーの数も激減しているので入りたいエリアに先行者などもなくのびのび楽しむことができる。


 最近の傾向としては個体数は減ってしまったが、出れば45センチ〜上がほとんどで一日3本出れば良い釣果と言える感じである。

 そんな状況の為、以前のようなライトリグ主体の釣りでは効率が悪くなってしまう為、効率をあげるために強い釣りが主体となっている。具体的にはラバージグ、スイミングジグ、テキサスリグといったジグ系の釣りになってくる。特に初夏〜晩秋にかけての長いスパンでこの釣りは有効であった。


 この日もサーチベイトとして、スイミングジグを使ってテンポ良く流していき、ウィードが多く感じるエリアでは、ラバージグ、テキサスと投入して釣果を出すことができた。

 この釣りで重要なことはタックルであり、特にスイミングジグではグラスロッドがかなりのアドバンテージになる。スイミングジグをグラスで行うようになってから、バイトからランディングまで、いかに多くのバスを逃していたかと痛感できた。


 では主なタックル詳細です。


スイミングジグ

  • ストラテジーツアラーSTC-65FM/HYBG
  • フロロ10ポンド
  • スミスウィードレスフットボール3/8オンス/ブラック
  • スイングインパクト
 これはできる限りロングキャストして一旦ボトムに落とし、その後ゆっくり一定の速度で引き続ける。スピナーベイトのスローロール感覚でよい。

STC-65FM/HYBG+スイミングジグのスタイルにて。
 上記で述べたようにグラスロッドを断然おすすめする。この釣りは、状況把握のためのサーチベイト。

ラバージグ

  • ストラテジーツアラーV-specTVC-70Hペネトレータ
  • フロロ12ポンド
  • スミスハニーホール3/8オンス/ブラウン・ブラック
  • テナガホッグ/ウォーターメロン
 この釣りは、スイミングジグでは早すぎてしまう状況やスイミングジグで感じる地形状況でここぞ!っと感じるときに投入するリグです。

TVC-70H+ラバージグのタックルにて
キャッチしたネイティブバス52cm。
 ハニーホールとテナガホッグの組み合わせは重さのわりに非常にコンパクトで山中湖に限らず良く釣れます。スイミングジグよりテンポは若干落ちますが、これだけで一日やっても良いと思います。私自身もこれが一番釣果を上げています。
 釣り方は、沖側にボートポジションをとり、ウィードのインサイド〜アウトサイド〜ブレイクにかけてリズミカルにダウンヒルで落としてきます。この釣りで重要なのは、バスのいるプロダクトゾーンに長く置くことがダメなのです!プロダクトゾーンを横切る位がバスの迷いをなくして、リアクションバイトに持ち込めます。

テキサスリグ

  • ストラテジーツアラーSTC-68TX
  • フロロ10ポンド
  • テナガホッグ/タングステン1/4オンス
 これは上記二つの釣りで、テールバイトやフッキングミスなどよりセレクティブな状況でのフォローベイトとして有効です。テナガホッグは非常に優秀で、困った時には必ず助けてくれます。

STC-68TX+テキサスリグのスタイルにてキャッチ。


 今後V-specシリーズがどんどん投入されて来ますので、新たな戦略を模索しておりますのでより良い情報がでてきたらレポートしますね!

 これから秋にかけてはこの釣りが威力を増しますので、皆さんもドデスカンを狙ってみてはいかがでしょうか?



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