マルチProアングラー
本山Proレポート

無遊回遊パターン 激タフ桧原湖を制する



8月上旬のゲリラ雷雨で一斉に湖水の水温が冷やされ、今までゆっくりと上昇していた桧原湖の水温も冷やされて一気にターン気味に。
その後、夏の日差しの照り付け、そして朝の冷却によりミニターンが続き、当歳物のワカサギが群れを作り出し、 尚且つサーモ―クラインも4mラインと8mラインに形成されました。

これにより、今までエビ食いパターンだったのが、一斉にベイトフィッシュと共に動き出すパターンへと変化していきます。
基本はベイトの動き次第なので、サイズのいいスモールは気の向くまま、ベイトの向くままで 特有の 『無遊回遊パターン』 へと変化。
次第に非常に的を絞りづらい、状況へと変って行くのです。

この無遊回遊を制するには・・・

8月18日。この日は、エビ食い&ベイト食いの 複合パターンの魚を狙っていました。

サイズ的に良かった釣り方は 横方向のロングリーダーダウンショット。
使うワームは、通称『棒??』です。


8月19日。

午前中はベイトの動きに変化が見られ、魚全体の動きが夏日で更に変化していきます。

それを読んで午前中はこのサイズで揃えました。
やはり、「反射で食わせるか」、「ステイで食わせるか!!!」の選択です。

そして午後には、横方向の動きに好反応!!!
ラッシュが掛かります。
そして、浮き出したスモールを40pオーバーでまとめ上げました。

ジグヘッドのミドストです。
ミドストは、水深6〜8mに浮く無遊回遊狙いで、水深2〜4mをトレース。
ジグヘッドは1/32オンス。 ワームは、「試作(プロト)のAR-ピンテール」。


この1/32オンスジグヘッドをより遠くに飛ばすには、春先に使用頻度の高かった『PEラインによるミドスト』と同じシステムを使います。


<早春に「ジグヘッド+PEライン」の組み合わせでのミドストパターンにはまった際の映像です。>


横方向の釣りなのでディスタンスが勝負!!! サーフェイスロッドSTS‐HM63SSと、PEライン0.3号(バリバス メバルPE0.3号)のセッティングで、とめどなく飛ばすことが出来ます。

そして重要なのがリーダー。フロロライン4〜5ポンドを1.5m。これによって、「PEラインは浮き」、「リーダーは沈む」。
ジグヘッドを安定したレンジ内をキープさせ、長い時間かけて中層を誘うことが可能となるのです。

タックル:STS-HM63BS(ビースティッキー)プロト写真左。 STS-HM63SS写真右。

そして、20日の午後にはゲストの江里口君の自己最高となる、45pナイススモールGETです。 この魚はDSのノーシェイク&ロングステイ&ロングリーダー。

やはり使うロッドは、STS-HM63SMD、もしくはSTS-HM63BS(ビースティッキー)プロト。
江里口君には、STS-HM63BSで釣っていただきました。

無遊回遊スモールの魚探映像



● タックルデータ

ロッド STS-HM63SMD、STS-HM63SS、STS-HM63BS



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